なんと、2月29日うるう年生まれ!
映画『ゾンビ(1978)』で主要メンバーの一人、常に沈着冷静のSWAT隊員ピーター役で有名となる。
“When there’s no more room in hell, the dead will walk the earth.”
というのは『ゾンビ(1978)』でのピーターの名言。
本記事を読むことでアメリカの俳優ケン・フォーリーの簡単なプロフィールや出演作を知ることが出来る。
ゾンビ(1978)
あらすじ
慌ただしい状況のテレビ局。テレビ局に勤めるフランシーンは疲労していた。
死者が甦り、人を襲っているという緊急事態が起こり、避難所の情報を流し続けている。
テレビ局では、フォスター博士とキャスターのバーマンが討論をしている。
博士は「死体は脳を破壊するか、頭を切断しなければならない」と説いているが、キャスターやテレビスタッフは懐疑的である。
テレビ局は混乱状態で、逃げ出す局の人間が後を絶たない。
フランシーンも恋人のテレビ局のヘリパイロット、スティーブンからこのフィアデルフィアの街から逃げ出そうと誘いを受け、逃げることを決心するのであった。
スティーブンとフランシーンの二人は、スティーブンの友人で警察のSWAT隊員のロジャーと、ロジャーの連れのSWAT隊員のピーターの二人と合流し、ヘリでフィアデルフィアから脱出する。
ヘリでの移動で燃料も少ない中、4人は巨大なショッピングモールを発見し、屋上に着陸し様子を見て、このショッピングモールに立てこもることにした。
しかし、ショッピングモールの階下は、沢山のゾンビにあふれていた・・・
映画について
混乱するテレビ局から始まる演出が非常に上手い。
冒頭シーンはテレビ局の人たちも、映画を見ている我々も報道だけの情報で実際の現場の状況は分からない。
ただただ、混乱していることが分かる。
そして、暴動を起こしたマルチネスがいるプエルトリコ人のアパートにSWATチーム(武装した警察の特殊部隊)突入するところで、実際の生ける死人”ゾンビ”たちが湧き出てくるところを目の当たりにするのである。
ドラマの受け売りだが「事件は現場で起こっている」のである。
ケン・フォーリーは本作において、沈着冷静なリーダー的存在のSWAT隊員ピーターの役を演じている。
監督はジョージ・A・ロメロ。『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』で生ける屍が甦って人を襲い、咬まれた人間が、行ける屍となり、脳を破壊しないとしなないというフォーマットを作り上げ、本作ではそれをさらにグレードアップすることとなった。
また、特殊メイクのトム・サヴィーニの手がける人体破壊描写がすさまじく、首は飛び、手はちぎれ、人はゾンビに生きたまま喰われる。
だが、ジョージ・A・ロメロの演出はアート的な味わいがあり、ヒューマンドラマとしても秀逸なので、敬遠している方はぜひ見て欲しい。
ケン・フォーリー
1948年2月29日生まれ。
趣味はサーフィン、ボクシング、重量挙げ、バスケットボール観戦。さらに、歴史や旅行をするのが好きである。ロサンゼルスに住んでいる。
カリフォルニアにレストラン”DeliLite”を所有。
ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)の劇中でショーンが務めている会社の”Foree Electronics”はケン・フォーリーの名前からとられている。
主な出演作
ワンダラーズ(1979)
恐怖!襲われたスチュワーデス寮(1981) TVムービー
ナイトライダーズ(1981)
アルジェント・ザ・ナイトメア/鮮血のイリュージョン(1985)
フロム・ビヨンド(1986)
プラデューム/悪夢の閃光魔宮(1989)
悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲(1990)
バニシング・レッド(1993)
デンティスト(1996)
ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)
デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2(2005)
ハロウィン(2007)
ブラッド・オブ・ヴァンパイア(2007)
ゾーン・オブ・ザ・デッド(2009)
ロード・オブ・セイラム(2012)
など
最後に
映画『ゾンビ(1978)』で主要メンバーの一人、常に沈着冷静(最後に落ち込むシーンもあるけど)SWAT隊員ピーター役で有名
“When there’s no more room in hell, the dead will walk the earth.”
というのは『ゾンビ(1978)』での名言。
『ゾンビ』はオールタイム・ホラーベストともいうべき、自分の人生に影響を与えてくれた映画である。
2019/11/30(土)の『ゾンビ』出演者のケン・フォーリーとゲイラン・ロスの2人が来日したイベント”ゾンフェス”に参加出来たのは、奇跡のような出来ごとだった。
サイン会と撮影会を両方申し込み、あこがれのケン・フォーリーに、がっしり握手してもらえた時の感触はいまでも忘れない。
イベントにおいては、一生懸命、覚えた日本語でたどたそしくも披露してくれたことが印象的だった。
おまけ
来日時にゾンフェスのイベント撮影した写真。ケン・フォーリーはデカい!
映画『ゾンビ』が好きすぎて、1/6スケールのミリタリーフィギュアをエポキシパテで顔などを改造して作ったSWATコンビ
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