はじめに
2023/10/1(日)高円寺シアターバッカスにて開催された小川深彩監督「偽神」 「二階のあの子」「はじめの夏」上映イベントへ参加したのでかんたんにレポートを記載
※取り急ぎ書いたので時間があるときに加筆します(^^♪
イベント前
友人と14:00にJR中央線高円寺駅に待ち合わせて、豆魚雷他、高円寺駅周辺を散策。映画館の位置を確認し少し歩き疲れたのでケンタッキーに入りしばし映画話など歓談。
イベントは16:00~19:00。
15:30くらいに会場である高円寺シアターバッカスに到着した。
33席の座席は全て埋まっており、大盛況であった。
上映イベント(前半)
「はじめの夏」(2021年/10分)
監督・脚本:小川深彩
出演:山内千草
揺り椅子に座っている母親とおくるみにくるまれた生まれた赤子の心の中の対話から始まるものがたり。
だんだんと、状況が観客に見えてくるところがじわじわと怖さが増してくる。
監督が大学受験直後に作成したそうだが、才気をびしびしと感じた!
「偽神」(2020年/36分)
監督・脚本:小川深彩
出演:多和田真騎、北川彩子、神崎英敏、北本桐宇、山本舞子、赤嶺かなえ、ロニー・マギー 他
父と妻と息子の3人の家族は平和に暮らしている。
しかし、父親には前妻がいて謎の死を遂げていた。父親は家族を守るため信仰を深めていく。
その先にあるものは・・・
のちほどご本人に聞いたらメインビジュアルにもなっている羽根の生えた女神の像は監督が見つけた石像に墨汁とかで汚しをかけてDIYしたと聞いて驚いた。
なんと、17歳のときに撮影し第14回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でキネマイスター賞を受賞したという驚愕の短編作品
↓先週のアメイジング映画部2のイベントで頂いた監督のサイン
↓「偽神」予告編
小川監督の新作予告編
シェークスピアの晩年の作品「テンペスト」を日本を舞台に置き換えた作品。
スケールが大きく面白そうだった。
編集などの予算不足のため、資金を調達しているとのこと。
トークショー
イベント主催者たちが小川監督にインタビュー。「はじめの夏」や「偽神」の興味深い製作秘話などを聞くことが出来た。
「Pura Vida」の小林弘利監督も会場に来ていて登壇された。
上映イベント(後半)
「Pura Vida 英語バージョン」(24分/2023年)(10/1のみ特別上映)
監督・脚本:小林弘利 翻訳・吹替:小川深彩 主演:Yoshiko
赤子をやどしたことで、人体が変貌していく姿を描いた作品。
彼女が産んだものとは・・
デビッド・クローネンバーグや塚本晋也監督の実験的な作品を彷彿とさせる。
「二階のあの子」(2021年/49分)
監督・脚本:小川深彩
出演:山庄乃の葉、平田理乃、犬養憲子、金城理恵
一次的に母方の祖母の家で母と一緒に住むことになった少女。
二階には誰も住んでいないと聞いていたのだが、別の少女のいる気配を感じるようになる・・
小川深彩監督の中で一番ファンタジー色が強かった。
こちらも大学受験直後に作成とのこと。
最後に
短編ながら4作品とトークショーと新作の予告編で1500円とお得で濃厚なイベントであった。
才気あふれる小川深彩監督の新作に期待したい。
あとで友人と会話したのだが、小川深彩監督が好きな映画や影響を受けた映画を聞いてみればよかった。機会あれば次回聞いてみたい(^^♪
⇒このブログ書いたあと、小川監督からSNSで直接回答頂きました。ご丁寧にありがとうございます。
・好きな&影響を受けた映画は中島哲也監督の「告白」
・好きなスリラーやホラー映画は、MidsommerやThe Haunting of Hill House (テレビシリーズ)
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