ホラマニプレゼンツ、血みどろオールナイト2024第二夜に行って来た(4/13)

2024年4月13日(土)22時10分~開催の血まみれオールナイト第二夜へ行って来た。

備忘録のための簡単なレポートを残しておく。

開始まで

久々のオールナイトの4本映画鑑賞ということもあり、3時間ほど仮眠をとってから出発した。

場所は池袋東口の新文芸坐。22時10分からの開演だった。

少し早めに到着。こういうイベントにはよく集まる友人たちがいたので、事前に待ち合わせ入場まで話をしながら時間を過ごした。

今回も好評で約260席の7割は埋まっていた気がする。

トークショー

22時10分からトークショー、登壇者は元映画秘宝編集長の田野辺氏、映画監督で最近はライター活動をしている鶴田法男氏、映画ライターの山崎氏が登壇した。

各映画についての見どころ解説があった。トークショーの話題の一部については個々の作品の中で記載する。

1本目「悪魔の凶暴パニック(1977)」

小屋で仲間内でのパーティ中、仲間のひとりフラニー・スコットがシナトラの歌を歌い、女の子にキスをしようとしてふざけていたので仲間のひとりが髪をひっぱところ、髪が抜けおちてしまう。フラニーはその場から逃げ出し、仲間の男たちが探しに行くが、フラニーが再び凶暴化し戻ってきて、小屋に残った女性たちを殺して(ひとりは暖炉にくべられて燃やされるのがひどい)逃走する。ジェリーは逃げたフラニーを道路に追い詰め、フラニーはトラックに轢かれて死んでしまう。

ジェリーは小屋の女性たちやフラニーを殺した容疑者として指名手配される。それと同時に頭髪が抜け落ち凶暴化したものたちの殺人事件が起こり始める。ジェリーは逃走しつつ友人の外科医デビッド、恋人のアリシアの協力で連続殺人事件と謎のキーワード「ブルーサンシャイン」の真相にせまる。

監督は「スクワーム」のジェフ・リーバーマン。

主役のジェリーを演じるのはザルマン・キング。ジェリーの恋人アリシア役はデボラ・ウィンタース。窮地に陥るジェリーを一生懸命サポートする明るいアリシアの役が良かった。

ビデオテープを所持しているので、過去にすっかり見た気になっていたが、映画のシーンが全然記憶になかったので見ていなかったのかも知れない。

タイトルからぐだぐだなストーリーのB級映画を想像していたが、薬物をめぐる社会派ミステリー作品としてしっかりと成立していた。ホラー映画というよりパニックミステリーという感じ。
また、ラスボス的な位置づけの凶暴化した敵を相手に、予想した通りに落とし前をつけてくれたところが痛快で好感を持てた。

↑Blu-rayのリンクが出てこなかったので取り急ぎDVDのリンク

2本目 ダリオ・アルジェント「トラウマ/鮮血の叫び(1993)」

母親の開いた降霊会の後、両親の首が切断されてしまう恐怖におののく拒食症の少女オーラ。
彼女を助けるデヴィッドとともに犯人を探すが・・・

監督は「サスペリア」「フェノミナ」のダリオ・アルジェント。
実娘のアーシア・アルジェントをヒロインに抜擢しアメリカで撮影した。
初主演ということで演技に力が入り拒食症を演じるアーシア・アルジェントは現場ではほとんど食事をとらなかった。
アーシアの異父母の姉、アンナ(早逝)とフィオーレ:クリニックの受付役の3姉妹が登場する貴重な映画である。
まあ、「キャリー」の母親役を演じてパイパー・ローリーがオーラの母親役でこちらでも毒親を演じている。「キャリー」といえば、デ・パルマ監督のサントラを手がけているピノ・ドナジオが本作のサントラを担当している。

殺人鬼の隣の家に住む少年がヒッチコックの「裏窓」さながらに探偵ごっこを始めるシーンがコミカル。アルジェント監督作は全編シリアスな作品が多いので珍しいと思った。「サスペリアPART2」では主役マーク(デヴィッド・ヘミングス)とジャンナ(ダリア・ニコロディ)のやりとりでコミカルなやりとりをするシーンがある。

殺人鬼が首切り使うワイヤー式の電動マシーンは2013年の「悪の法則」でも似た道具が登場する。

「オペラ 血の喝采」あたりから、アルジェントの勢いを感じなくなり、DVDで1度見たきりの作品でそのときはあまり面白さを感じなかったが、劇場の大スクリーン、音響で見直したら「そこそこ面白いじゃん」と感じた。
アルジェント作品としてはコミカル要素や恋愛要素もあり、異質な感じがするが犯人捜しのミステリー要素もあり悪くない作品。

3本目 「ナイトメア(1981)」

寝室で父親が女とSMプレイをしている見た少年ジョージは、斧を持ち出し二人を惨殺する。
精神病院に入院していたジョージは大人になり悪夢に悩まされる・・
一方、母子家庭の一家で息子のCJの悪質ないつたずらに悩まされる母親。そこに殺人鬼の魔の手がしのびよる。

監督はイタリアの監督ロマーノ・スカヴォリーニ。
トークショーでも話題になったが、本作の特殊メイクアップはトム・サヴィーニがクレジットされいるが、「クリープショー」での特殊メイクの時期と被っており現場で見学していたくらいで名前を使われたとサヴィーニ本人が否定している。アドバイスはしている気がする。
イギリスでは暴力的な映画「video nasty」の1本に指定され、上映禁止となった。

未見であり、今回のイベントで一番楽しみにしていた作品。
割と雑なストーリー構成で、最初は話の展開がわからなかったが、1日目、2日目、・・、最終日という途中から章立てがついたのでわかるようになってきた。
特殊メイクは力が入っており好感が持てた。

幼少期のトラウマシーンが「ブラッドピーセス」のトラウマシーンと似ている気がした。

4本目「ジュリア/幽霊と遊ぶ女(1976)」

食事中にのどを詰まらせ死にそうな愛娘を救おうととっさに母親ジュリアのとった行動は、のどを切り裂き気道を確保することだった・・
結果、娘は亡くなり夫と別居することになったジュリアは、新しく棲んだ住居で娘の幻影をみはじめる。

監督はリチャード・ロンクレイン。イギリスとカナダの合作映画
ジュリア役は「ローズマリーの赤ちゃん」のミア・ファロー。ローズマリー~と同じく本作の幸の薄い感じが合っていた。

本作も未見だった。ジュリアの身の回りで次々と死人が出るが、みな地味な死に方で死んでいく。とはいえ、切ないストーリー、絵画のような画の美しさ、音楽において4作品の中で一番よかった作品。静かな作品だけに最期の一番眠くなる時間帯になっていて、寝落ちしてしまっている人がいたのが残念。

ラストはかなり衝撃的だった。

最後に

血みどろオールナイト2024第二夜は「えっ!こんな作品劇場で見れるの?!」というまさかの作品目白押しのラインナップだった。次回劇場で公開されることはほぼないと思うので一期一会だと参加したイベントだった。

鑑賞後はどれも個性的な粒そろいの作品で、飽きのこない(眠気に襲われない)イベントであった。

ご参考:ホラーマニアックスシリーズのラインナップ

今回の上映作品は全てホラーマニアックスのレーベル14期として発売してるBlu-ray。
ホラーマニアックのレーベルの一覧を以下にまとめているので興味があればリンクから確認願います。

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