『フェノミナ 日本語吹替音声収録4Kレストア版』が届いた!(2021年5月)

『フェノミナ 日本語吹替音声収録4Kレストア版』が届いた!

購入のポイント

値段はそこそこ高かったが、日本語吹替初収録が嬉しく特典が沢山ついていてとても満足な内容!
初回限定版についてるジェニファー・コネリーのフォトブックが思いのほか良かった。

『フェノミナ 日本語吹替音声収録4Kレストア版』の仕様

・オリジナルネガからの4Kレストアによるニューマスター版、5.1CHサラウンド音声を2バージョンに収録。
・インテグラルハード完全版、インターナショナル版、米国版の3バージョンを全て収録
・いままで日本語吹替はなかったが、今回新録の吹替収録。
・リバーシブルジャケット
・特典映像が満載(計141分)
また、初回生産限定版として以下も追加される。
・オリジナルデザインのアウターケース
・ジェニファー・コネリーのオリジナルフォトブック(16ページ)

あらすじ

スイスの寄宿学校へ留学することになったアメリカ人の少女ジェニファー(ジェニファー・コネリー)。
彼女の寄宿先の周辺でつぎつぎと少女の連続殺人が起こる・・・

彼女は虫とテレパシー交信できる超能力を使って、昆虫学者のマクレガー教授(ドナルド・プレザンス)と犯人を捜すことになる。

『フェノミナ 日本語吹替音声収録4Kレストア版』について

↑初回限定のアウタースリーブ。デザインがいい。

発売元ニューライン、販売元ハピネット、企画協力フィールド・ワークスの
ホラー・マニアックス・シリーズ12期。
先日レビューした『ゾンゲリア』に続く期待のBlu-ray

『フェノミナ』は3バージョンある。尺が違うが比較したことがないのでいまのところ違いが分からない。後日、比較検証したい。これが全て収録されている。

・インテグラル・ハード版(115分)
・インターナショナル版(110分)
・アメリカ公開版(83分)

いままで『フェノミナ』は吹替えがなかった。日本語吹替で見れるのは嬉しい!
吹替メンバーは以下の通り。

・ジェニファー・コネリー:M.A.O
・ドナルド・プレザンス:麦人
・ダリア・ニコロディ:榊原良子
・フェデリカ・マストロヤンニ:小笠原亜里沙
・パトリック・ボーショー:山寺宏一
・ダリラ・ディ・ラッツアーロ:唐沢潤

特典映像(計141分)

・メイキングフェノミナ(52分)
・音楽を担当したクラウディオ・シモネッティのインタビュー
・特殊効果のセルジオ・スティヴァレッティのインタビュー
・アルジェントの娘で女優のフィオーレ・アルジェントのインタビュー
・原案・脚本フランコ・フェリーニのインタビュー
など
↑インテグラルハード版と特典を収録のDISC1、アメリカ公開版、インターナショナル版収録のDISC2。ピクチャーレーベルもよし。
初回限定特典『フェノミナ』ジェニファー・コネリーのフォトブック
↑ジェニファー・コネリーのファンだったら持っておきたいフォトブック。

映画『フェノミナ(1985)』について

イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の美少女と残酷が入り混じったホラー作品。アルジェント自身も気に入っている作品である。

1985年小松沢陽一氏プロデュースの東京国際ファンタスティック映画祭の第1回目、宝酒造がスポンサーだった頃のTAKRAファンタスティック映画祭でオープニング公開された。

私も『サスペリア(1977)』『シャドー(1980)』の監督の新作ということで注目しており、ロードショー誌(もしくはスクリーン誌かも)の巻頭カラーページで本作を知り、TAKRAファンタスティック映画祭に出向くことになった。

当時はクランキー・サウンド(FMつきのウォークマンを持ち込みとヘッドフォンで音声が聴ける)
方式も話題になった。使ったことがないのでどんなのかは分からない。

ダリオ・アルジェントといえば『サスペリア』『インフェルノ』など極彩色の画面イメージだったが、前作の『シャドー』以降、割と自然な色合いになった気がする。

ヒロインのジェニファーがアメリカからヨーロッパへ留学するのは『サスペリア』でも描かれていたシチュエーションである。

特典映像で興味深かったのは、『インフェルノ』で地下に溜まった水たまり(?!)にヒロインローズを潜るシーンを撮影と『フェノミナ』のジェニファーが水中を泳ぐ撮影の水中カメラマンが同一だったことだ。どちらも非常に幻想的で美しいシーンである。

キャスト

本作でデビューとなった女優ジェニファー・コネリー
いまや、『ビューティフル・マインド(2001)』助演女優賞を受賞したアカデミー賞女優で貫禄すらあるが『フェノミナ』出演当時は清らかな美少女のイメージだった。
余談だが、私が好きなジェニファー・コネリー出演映画は『ダーク・シティ(1998)』と『砂と霧の家(2003)』である。
最近では『スパイダーマン:ホームカミング(2017)』に声だけ出演や『アリータ:バトルエンジェル(2018)』への出演。なんと『トップガン・マーベリック(2020)』にも出演!?

脇を固めるのは昆虫学者のマクレガー教授役のドナルド・プレザンス。『ハロウィン』の殺人鬼マイケル・マイヤーズ担当の精神科医が印象深いバイプレイヤーである。

また、ダ監督の長年のパートナーであったダリア・ニコロディの演技も凄まじい。

冒頭で殺される少女は監督ダリオ・アルジェントの娘フィオーレ・アルジェント
スイスの美しい景色から1転しての残酷な殺人シーンは、インパクトあり。

音楽

オープニングにかかる元ローリング・ストーンズのビル・ワイマンの幻想的かつ不安になる曲やアイアンメイデンのノリノリのヘヴィ・メタル曲などいままでのダリオ・アルジェント作品とは異なる雰囲気の音楽が使われている。
ゴブリン(クラウディオ・シモネッティ)のソプラノコーラスが入る印象的なテーマも映画に合っていてよい。
これも余談であるが、当時はまっていたスティーブン・ジャクスン氏が書いた『ソーサリー(4部作)』という主人公(自分)がすぐ死ぬ暗黒魔法の世界のゲームブック(選択肢を選んでそのページを開いてストーリーを進める)を夜、読むときにヘッドフォンで『フェノミナ』のサントラをずっと繰り返し聴いていたので、『フェノミナ』のサントラと言えばその本が思い浮かぶ。

所持サントラCDだが、ゴブリン(クラウディオ・シモネッティ)の曲のみなので全部入りが欲しい。

映画宣材

・映画半券、VHS

・パンフレット

何故か3冊も持っていたパンフレット

ダリオ・アルジェント監督作品について詳しく書かれている書籍

いまとなっては手に入りにくいかも知れないがバイブルとしている2冊

・ダリオ・アルジェント恐怖の幾何学

アルジェント研究会 矢澤利弘先生の著書

TRUSH UP 特集ダリオ・アルジェント

 

ダリオ・アルジェント監督のサイン

以前ビデオマーケットさんで購入したルイジ・コッツィ監督企画の99枚限定のイベント販売用、ダリオ・アルジェントのアルジェントの直筆サイン入りドキュメンタリーDVD。
これはビデマさんのツイッターで見て即電話で購入した奇跡的な出会いのもの

最後に

値段はそこそこ高かったが、日本語吹替初収録が嬉しく特典が沢山ついていてとても満足な内容!

スイスの美しい景観と、瑞々しいジェニファー・コネリーの美少女ぶり。
それに対比するような残酷で凄絶な内容と、ヘヴィ・メタルの音楽に浸ってみるのはどうだろうか。

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