『ゾンゲリア(日本語吹替音声コレクター版)』ブルーレイを簡単にレビュー

『ゾンゲリア(日本語吹替音声コレクター版)』ブルーレイが届いた。

当初9/2の発売予定だったが、10/2に発売。約1か月の延期での発売である。

今回のブルーレイは以下の特典があるため購入した。
・日本語吹き替えの新録での収録
・フルHDリマスターによる高画質、音声も5.1CH化
・ダン・オバノン、スタン・ウィンストン、ロバート・イングランドのインタビュー収録

特に昔からこの映画が好きだったので、吹替ファンとしてはこのタイミングでの日本語吹き替えの新録収録は嬉しかった。

あらすじ

テキサスの片田舎のポッターズ・プラフ。平和なこの町で連続殺人事件がおきる。
保安官のダンが調査を始めるが犯人の見当もつかなかった。
やがて、墓地から殺人事件の死体が消えていく・・

映画について

『ゾンゲリア』の原題は『DEAD & BURIED』

日本公開は1980年ヘラルド映画配給だった。
当時から映画少年だった私はチラシを手に入れていたが、いまのようにホラー映画慣れしていなかった(興味は大いにあった)のでチラシのスチールのもげた腕や硫酸で溶ける顔の顔面を見て震えあがっていた。
『ゾンビ』と『サンゲリア』のタイトルをくっつけた邦題(東宝東和マジック!)も不気味だった。

映画自体は町がじわじわと何かに侵食されていくというボディ・スナッチャー映画に近いものあるが、抑えた演出の中で残酷シーンが衝撃的な作品である。
冒頭のピアノの調べから入るオープニングを始め閑散とした街で舞台にした落ち着いた雰囲気は非常に良い。
クゥトゥルフ神話を創造した小説家H.P.ラブクラフトの作品を映像化したらこんな感じになるのではないかという自分の理想のイメージに近かった。

スタッフについて

・監督はゲイリー・A・シャーマン。『ポルターガイスト3』の監督でもあるが個人的にはクライムスリラー『ザ・モンスター』もおすすめしたい。
・脚本は『バタリアン』のダン・オバノンと『エイリアン』の原案でタッグを組んだロナルド・シャセット。
・特殊メイクは『ターミネーター』のスタン・ウィンストンで人体破壊の映像の数々はすさまじい。

出演者について

・主人公で保安官役のダンはジェームズ・ファレンティノ。海外ドラマ『四次元の招待』や『ヒッチコック劇場』や映画では『カッコーの巣の上で』『ファイナル・カウントダウン』に出演
・保安官妻役にはメロディ・アンダーソン。『フラッシュゴードン』に出演。
・他の出演者では患者の眼に注射器を突き立てるジャケットにも登場している美女の看護婦役リサ・ブロントに目が行く。ホラー映画好きの中にもファンは多い。
また、ちょい役で『エルム街の悪夢』のフレディ役で有名なロバート・イングランドも出演している。

当時の宣材

当時のパンフレット、チラシと前売り券の画像

左がパンフレット、右がチラシ

パンフレットとチラシの裏面

映画の半券(当時、怖くて劇場へ行けなかったので後ほど手に入れた)

最後に

発売元はニューライン、販売元はハピネットのホラーマニアックス・レーベルの第12期のラインナップの1つである。

ホラーマニアックス12期の作品集めて添付の応募券を4枚まとめて送ると非売品の『殺人魚フライングキラー』のサントラCDがもらえるので12期の中で揃えたいものが4作以上あれば集めてみてはいかがだろうか。

ホラーマニアックス12期

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