フロム・ビヨンド
あらすじ
ある屋敷。研究室の共振装置を作動させる男、突然、空中にウナギのような生物が現れる。噛みついてきた謎の生物にあせって男は装置を切る。
男は師匠であるプレトリアス博士は話を聞いて再び装置を作動させる。
そして、何かが起こった・・・
男は逃げ出す。
現場には首のねじ切れたプレトリアス博士の死体だけが残されていた…
精神病院にキャサリン・マクマイケルズ(バーバラ・クランプトン)博士が訪ねてくる。プレトリアス博士を殺した容疑者の男で弟子の物理学者のクロフォード・ティリンガスト博士(ジェフリー・コムズ)の精神鑑定に来たのだ。
クロフォードの証言通りCTスキャンの結果から、クロフォードの松果体が共振装置による異常な発達を認め、犯人とは思えないマクマイケルズはブラウンリー巡査部長の同行のもと、実験を再現させようとする。
実験とは、休眠した感覚器官である松果体を共振装置で刺激することで、この世界と同時に存在している異世界とつながることが出来るのである。
屋敷についた3人。クロフォードは共振装置のスイッチを入れる。
それは”彼方から”やってくる・・・
作品について
監督は『ZOMBIO/死霊のしたたり』のスチュアート・ゴードン
製作はブライアン・ユズナ。チャールズ・バンドの設立したエンパイア・ピクチャーズ(いまは倒産してしまった)プレゼント。
出演は『ZOMBIO/死霊のしたたり』のコンビであるジェフリー・コムズと、バーバラ・クランプトン
原作はH.P.ラブクラフトの短編『彼方より』である。
また、本作では『ゾンビ』のピーター役のケン・フォーリーが、ブラウンリー巡査部長役で登場する。パンツ一丁で大立ち回りするシーンなど、出演の割合が多いので、ケン・フォーリーのファンは見ることをおすすめする。
近年の『カラー・アウト・オブ・スペース』同様、ピンクなどの極彩色が画面を覆い尽くす。
最後に
最初は眼鏡をかけてスーツ姿でひっつめ髪の堅物そうなバーバラ・クランプトンが、だんだんと松果体の肥大(肥大すると本能がむき出しとなる設定)でセクシーになり、最後はSM系のボンテージファッションに身を包むのが、B級映画のファンサービスの定番の展開でありがたい。
VHSの画質と比べるのもなんだが、Blu-rayで格段に高画質で見れて満足だった。
”松果体(しょうかたい)”という器官は本作で初めて知った気がする。
ぜひ、みんなも『フロム・ビヨンド』を見て”松果体”を雑学として覚えよう!
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