本日は「エクソシスト」監督のウィリアム・フリードキンについて紹介する。
本記事を読むことで映画監督ウィリアム・フリードキンの簡単なプロフィールとどんな作品を監督しているのかが分かる。
恐怖の報酬は121分の北米公開版と短縮版である92分の国際版と2つの編集バージョンがある。ラストの印象もかなり変わってくる。
ウィリアム・フリードキン
1935年8月29日生まれ。父親は商船の船員、母親は看護士
若い頃、「市民ケーン(1941)」を見てオーソン・ウェルズに夢中になる。
父の死で大学をあきらめ、高校を卒業してすぐにNTVに勤務しドキュメンタリーを撮り始める。
1965年ハリウッドに移り、ヒッチコック劇場のエピソードなどテレビの仕事を始めるようになる。
1971年の「フレンチ・コネクション」でアカデミー作品賞、アカデミー監督賞を受賞する。
また、1973年の「エクソシスト」が世界的にヒット。オカルト映画ブームの端緒となる。
「恐怖の報酬(1977)」や「L.A.大捜査線/狼たちの街 (1985)」など幅広いジャンルで手堅い面白い作品を監督する。
1977~1979年ジャンヌ・モロー、1982~1985レスリー・アン・ダウンといった女優と結婚していた時期がある。
↓たぶんいまでは希少な「フレンチ・コネクション」の当時のちらし(フライヤー)
主な監督作品
フレンチ・コネクション(1971)
エクソシスト(1973)
恐怖の報酬(1977)
ブリンクス(1978)
クルージング(1980)
世紀の取り引き(1983)
L.A.大捜査線/狼たちの街 (1985)
ランページ/裁かれた狂気(1987)
ガーディアン/森は泣いている(1990)
ハード・チェック(1994)
ジェイド(1995)
英雄の条件(2000)
ハンテッド(2003)
BUG/バグ(2006)
キラー・スナイパー(2011)
最後に
2019年7月26日にワーナーブラザーズさんからお声がかかり「エクソシスト」45周年記念上映試写会にフォロワーさんたちと参加したことがある。
久しぶりに見た「エクソシスト」はやはり怖かったが、前は神父たちがリーガンの部屋に入っていくシーンが怖かったが、そのときは違った。リーガンが現代医学の検査を受けるシーンが怖かったのだ。
CTスキャンの映像を鮮明にとるために、リーガンの体内に薬を注入するときに注射針から血液が吹き出るのが実体験に近くきつかった。
年齢とともに怖いシーンも変わってくるのだと思った。
2000年に入ってからは、「BUG/バグ(2006)」といったホラー作品も撮っている。妄想癖のある主人公が、だんだん虫が見えるようになっていく映画で、同居人も虫が見えて来る舞台劇がもとのシチュエーションホラーである。
地味ながら、じわじわと怖く好きな作品である。
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