本日はモンド映画の始祖と呼ばれる作家で監督のグァルティエロ・ヤコペッティについて紹介する。
本記事を読むことで、グァルティエロ・ヤコペッティについてのかんたんなプロフィールとモンド映画はどんな内容でどんな映画があるのかというのが分かる。
グァルティエロ・ヤコペッティ
1919年9月4日にイタリアのトスカーナ州バルガで生まれた。
編集者として雑誌の創刊を手伝い、ドキュメンタリーや映画の監督をする前にニュースの制作をしていた。
1961年、監督作の世界の残酷な風習、奇妙な風習を描いた「世界残酷物語」がリズ・オルトラーニが作曲したテーマ曲「モア」とともにヒット。
色々と不祥事も起こしており、香港などで未成年に手を出して起訴されたりしていた。
また、女優のベリンダ・リーと婚約していた。
彼女はドキュメンタリーで世界中を飛び回っているヤコペッティに同行するために数カ月仕事を休んでいる。
しかし、彼女は1961年3月アメリカでの自動車事故で車外へ投げ出されて亡くなっている。
2011年8月17日にイタリアのラツィオ州ローマで91歳という長寿で亡くなった。
監督作
世界残酷物語(1961)
続・世界残酷物語(1963)
世界女族物語(1963)
さらばアフリカ(1966)
ヤコペッティの残酷大陸(1971)
ヤコペッティの大残酷(1974)
最後に
他監督によるモンド映画とよばれる作品を以下に掲載する。
↓当時は実際の映像と話題になった「食人族」のパンフレット
↓ジープで引っ張られ「腕が・・」のシーンが話題となった「カランバ」だが映画の中のシーンは一瞬で、しかも作り物感がありありであった・
↓こちらも話題となった「ジャンク」のシリーズ
モンド映画とは、世界の奇妙だったり残酷であったりする風習、風俗を描いたドキュメンタリーのことである。
インターネットによる情報がない時代、真贋取り交ぜたこうしたショッキングなドキュメンタリー(フェイクドキュメンタリーともいわれる)が見世物小屋的なところで興味を引くこととなった。
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