イタリアンゴアホラーのマエストロ、監督ルチオフルチとおすすめ作品5選

「サンゲリア」「ビヨンド」「地獄の門」など、腐敗したゾンビや人体破壊をこれでもか!というくらいビジュアルで見せ、独特のループシンセやコーラスなどの音のインパクトが強く、ストーリーはそっちのけで引き込まれるホラー作品を作り上げるイタリアンホラーのマエストロ、監督ルチオ・フルチについて所持ている映画宣材で紹介する。

※とりあえず、誕生日に間に合わせで書いたの後で加筆・修正予定

ルチオ・フルチ

1927年6月17日ローマで生まれる。

最初は医学生だったが、途中でそのキャリアを放棄して、脚本家および助監督として映画業界に参入する。

リカルド・フレーダなどイタリアンホラーを代表する監督たちと一緒に仕事をしていた。

1959年にデビュー作となるコメディ映画を監督する。

フルチはミュージカル、コメディ、西部劇などで色々なジャンルの作品を手掛け職人監督と呼ばれるようになる。

1979年「サンゲリア」が国際市場に参入したことにより、ゴアホラー映画の監督として世界的認知度を高めることとなる。

1980年度半ばくらいから糖尿病の合併症により体調を崩すようになり、数はそれなりに多作であるが、残念な作品も多くある。

1996年3月13日68歳で死去

フルチのドキュメンタリー。フルチの作品やフルチのシーンが少なく個人的にはものたりなかった。

ルチオ・フルチ監督作品五選

ルチオ・フルチの作品は、死体やゾンビの腐敗具合、人体の破壊描写などのビジュアル的なインパクトと、独特のループシンセやコーラスなどの音のインパクトが強く、ストーリー構成などどうでも良くなって、鑑賞後は画と音のインパクトで凄い何かを見た!と思える作品が多い。

月並みなチョイスとなってしまったが、以下にルチオ・フルチ監督作品自推五選を記載する。

1.サンゲリア(1979)

ニューヨークに謎の生ける死体を乗せたクルーザーが漂着する。
船の持ち主の娘アンは新聞記者のピーターとともに、ブライアンとスーザン夫妻のクルーザーに乗せてもらい、父が失踪したマツール島に向かうことになる・・・

日本でも1980年に公開され、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」とはまた違った土着的で腐敗したゾンビを描き、ある一定のファン層を作ったサング(ゾンビ?)作品。

メナード夫人がシャワーから出たあとに、サングに髪をつかまれて、木片に目を貫かれるシーンが当時話題だった。

出演はティサ・ファロー、イアン・マカロック、リチャード・ジョンソン
ジャネット・デ・ロッシが手掛けた表面カサカサ、具は生々しい腐敗したサング(ゾンビ?)の特殊メイクがすさまじい。

ファビオ・フリッツィの重低音のシンセ音楽が耳に残る。

2.ビヨンド(1981)

セブン・ドアーズ・ホテル。1927年にホテルの滞在者である画家のシュワイクは、男たちに暴行を加えられ、地下室の壁に埋められる。
時は経過し、ライザは叔父の遺産としてこのホテルを相続する。
やがて、次々とこのホテルに関わるものは非業の死をとげていく・・

突然タランチュラに襲われる男、娘ジルの目の前で倒れた母親の顔に硫酸が注がれて溶ける顔面、銃でゾンビの頭を吹き飛ばす・・・
などなど、地獄の門が開いてしまっているので、「これでもかっ!」というストーリーに関係ないような残酷シーンが続く。また、残酷シーンでの音圧が凄い!

病院でゾンビと戦うシーンは、「あたま、あたま、頭を狙って~!」とみているこちらが叫んでしまいそうになるくらい、ひどい射撃なので、突っ込みを入れながら見てほしい(笑)

出演はカトリーナ・マッコール、デヴィッド・ウォーベック、サラ・ケラー

画像

DVD販促チラシ

3.地獄の門(1980)

ダンウィッチの町(ラブクラフトの幻想小説に出てくる架空の町)で自殺したトーマス神父が地獄の門を開けてしまったことで起こる恐ろしい出来事の数々・・

大枠のプロットは「ビヨンド」と同じく、地獄の門を開けてしまたことにより、多くの人が死に、ゾンビが地上を闊歩する。

また、「ビヨンド」とは違う点は本作で資料となった神父が瞬間移動したり、神父が見つめただけで、人間が内臓を吐きまくったりする。
この役はなぜかこういう役回りを毎回演じるキュートな女優ダニエラ・ドリアが熱演している。

こちらの作品も「ビヨンド」「サンゲリア」と同様に、前述の内臓吐きまくりシーンや、突然、ドリルの機械に押さえつけられ、頭部を貫通させられるシーンなど、ビジュアルの凄さと音楽で圧倒される。

出演者は「ビヨンド」と同じく主演をカトリーナ・マッコールである。

特殊メイクはジャネット・デ・ロッシ、音楽はファビオ・フリッツィ

希少なチラシ

4.墓地裏の家(1981)

前任の歴史学者の死により、墓地裏の家に引っ越してきた家族。
その家は、かつてマッドサイエンティストの実験場だった・・・

前述の3作に比べるとパワーダウンするが、マッドサイエンティストのフロイトシュテイン博士の姿は特筆に値する。

また、「ビヨンド」「地獄の門」に主演のカトリーナ・マッコール、ダリオ・アルジェント「シャドー」などに出演しているアニア・ピエローニ、ルチオ・フルチの映画のミューズ、ダニエラ・ドリアなど出演者に美女が多い。

5.荒野の処刑(1975)

ルチオ・フルチは「真昼の用心棒」「シルバー・サドル 新・復讐の用心棒」など、西部劇を何本か撮っているが、その中でも一番変わっていて、好きな作品である。

ヒロインのリン・フレデリックを見れるだけでも元は取れていると思う。

 

 

主な監督作品

真昼の用心棒(1966)
幻想殺人(1971)
マッキラー(1972)
白い牙 (1973)
名犬ホワイト 大雪原の死闘(1974)
荒野の処刑(1975)
ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977)
シルバー・サドル 新・復讐の用心棒(1978)
サンゲリア(1979)
野獣死すべし(1980)
地獄の門(1980)
ルチオ・フルチの恐怖!黒猫(1981)
ビヨンド(1981)
墓地裏の家(1981)
ザ・リッパー(1982)
マンハッタン・ベイビー(1982)
SFコンクエスト 魔界の征圧(1983)
未来帝国ローマ(1984)
ルチオ・フルチのマーダロック(1984)
イノセント・ドール 虜(1986)
怒霊界エニグマ(1987)
タッチ・オブ・デス 死の感触(1988)
ルチオ・フルチのゴーストキラー(1988)
サンゲリア2(1988)
ルチオ・フルチのホラー・ハウス(1989)
ルチオ・フルチのクロック(1989)
ナイトメア・コンサート(1990)
ルチオ・フルチの新デモンズ(1990)
ルチオ・フルチの地獄の門2(1991)
ヘルクラッシュ! 地獄の霊柩車(1991)
など

サントラCD

「ビヨンド」

「墓地裏の家」

「ホラーマニアックス・サントラ」
・サンゲリア2/幻想殺人/ザ・サイキックのカップリング

・マッキラー/フルチ作品ではないがブラッド・ピーセスとのカップリング

最後に

「サンゲリア」「ビヨンド」「地獄の門」など、腐敗したゾンビや人体破壊をこれでもか!というくらいビジュアルで見せ、独特のループシンセやコーラスなどの音のインパクトが強く、ストーリーはそっちのけで引き込まれるホラー作品を作り上げるイタリアンホラーのマエストロ、監督ルチオ・フルチについて紹介した。

わたしの周りのホラー映画好きにも、ルチオ・フルチ映画のファンが多い。ルチオ・フルチの映画を見たこともない方は、「サンゲリア」「ビヨンド」「地獄の門」を見ることをおすすめする。

 

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