今回は「ゴットファーザー」などの巨匠フランシス・フォード・コッポラについて書いてみた。
本記事を読むことでコッポラのざっくりとしたプロフィールと作品について知ることが出来る。
フランシス・フォード・コッポラ
1939年4月7日ミシガン州デトロイトで生まれる。
父親は作曲家で音楽家のカーマイン・コッポラ。母親のイタリア・コッポラは女優だった。
ホフフストラ大学で演劇の学位を取得し、カルフォルニア大学ロサンゼルス校で映画製作の大学院を卒業する。
映画製作者ロジャー・コーマンのもと助手として映画の技術を学び「ディメンシャ13」などを監督する。
1969年ジョージ・ルーカスと共同でアメリカンゾエトロープという独立系映画会社を設立し製作コッポラ、監督ルーカスで「THX1138(1971)」を作り上げる。
また、ルーカス二作目の監督作「アメリカン・グラフィティ(1973)」で5つのアカデミー賞にノミネートされた。
1971年「ゴットファーザー」を監督し史上最高の興行収益を獲得した。
本作はアカデミー賞の作品賞、主演男優賞、脚色賞を受賞した。
また、1974年の「ゴットファーザーPART2」では6つのアカデミー賞を受賞した。
1979年ルーカスから渡された企画を「地獄の黙示録」として映画化するが、ロケ地の災害などによりトラブルになやませる。
「ロッキー」のヒロインのエイドリアンを演じたタリア・シャイアは妹、ニコラス・ケイジは甥(兄の息子)である。
また娘は映画監督のソフィア・コッポラ、息子は映画監督のロマン・コッポラ
主な監督作
フィニアンの虹(1968)
雨のなかの女(1969)
ゴッドファーザー(1972)
カンバセーション…盗聴… (1973)
ゴッドファーザー PART II (1974)
地獄の黙示録(1979)
ワン・フロム・ザ・ハート(1982)
アウトサイダー(1983)
ランブルフィッシュ(1983)
コットンクラブ(1984)
ペギー・スーの結婚(1986)
キャプテンEO(1986)
友よ、風に抱かれて(1987)
タッカー(1988)
ニューヨーク・ストーリー(1989)
ゴッドファーザー PART III (1990)
ドラキュラ(1992)
ジャック(1996)
レインメーカー(1997)
コッポラの胡蝶の夢(2007)
テトロ 過去を殺した男(2009)
Virginia/ヴァージニア(2011)
脚本も書いていて「パットン大戦車軍団(1970)」ではアカデミー脚本賞を受賞する。
他に製作者として以下のような多数の映画を製作している。
アメリカン・グラフィティ(1973)
影武者(1980)製作総指揮
フランケンシュタイン(1994)
ヴァージン・スーサイズ(1999)娘の監督デビュー作
スリーピー・ホロウ(1999)
ジーパーズ・クリーパーズ(2001)
CQ(2001)息子の監督デビュー作
ロスト・イン・トランスレーション(2003)娘の監督作品
ヒューマン・キャッチャー(2003)
など
最後に
今回は不朽の名作である「ゴットファーザー」シリーズの監督フランシス・フォード・コッポラについて紹介した。
わたしがコッポラの作品で一番好きなのは「地獄の黙示録」である。
ワグナーのワルキューレの曲をバックに戦闘ヘリがベトコンを襲撃するシーンは本物のヘリを使った迫力が凄かった。
しかし、この作品は自然災害によるセット崩壊など様々なトラブルによりコッポラを悩ませることとなる。
その編の事情は妻のエレノア・コッポラの著書「地獄の黙示録」撮影全記録 (小学館文庫)などやドキュメンタリー「ハート・オブ・ザ・ダークネス コッポラの黙示録」で詳細が書かれている。
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