『地球最後の男(吸血鬼)』と原作者リチャード・マシスン

2月20日が誕生日。『激突!』や『地球最後の男』など、多くのTVや映画の原作を手がけた作家リチャード・マシスンについて紹介する。

リチャード・マシスン

1926年2月20日アメリカニュージャージー州生まれ。

ホラー、ファンタジー、SF、ミステリー作家

小説や短編以外に映画やテレビの脚本も書いている。

映画で一番有名な原作小説は自分以外が新人類(吸血鬼)となってしまう『地球最後の男(吸血鬼)』である。

ヴィンセント・プライス主演『地球最後の男(1964)』、チャールトン・ヘストン主演『地球最後の男オメガマン(1971)』、ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド(2007)』となんどか映画化されている。

映画『運命のボタン(2009年)』は長編であるがオリジナルは『新トワイライトゾーン』の1編『欲望のボタン』で原作である短編をリチャード・マシスンが書いている。

また、先日紹介したファンタジー・SF映画の傑作『ある日どこかで』の原作も手掛けている。

2013年6月13日、87歳で死去。

主な映画作品

縮みゆく人間(1957)
アッシャー家の惨劇(1960年)
空飛ぶ戦闘艦(1961)
黒猫の怨霊(1962)
忍者と悪女(1963)
地球最後の男(1964)
地球最後の男オメガマン(1971)
激突!(1972)
ヘルハウス(1973)
ある日どこかで(1980)
奇蹟の輝き(1998)
エコーズ(1999年)
アイ・アム・レジェンド(2007)
運命のボタン(2009年)
リアル・スティール(2011)
など

テレビシリーズ作品

『トワイライト・ゾーン』の原作『事件記者コルチャック』のパイロット版”ラス・ベガスの吸血鬼”と”脳髄液を盗む男”の脚本を手がけている。
それぞれ、『ナイト・ストーカー』および『ナイト・ストラングラー』としてビデオが発売されていた。

最後に

当ブログにてリチャード・マシスンの関連作品をいくつか紹介してきているが、『激突!』、『ヘルハウス(原作は:地獄の家)』、『ある日どこかで』など好きな作品の原作者なので昔から気になる作家だった。

原作本はあまり読んではいないが、『地球最後の男』はジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リヴィング・デッド』にも影響を与えたと聞いたので昔、読んでみた。

これは、自分以外の人間が新人類(吸血鬼)となってしまい、当たり前の存在である人間がマイノリティ(少数派)となってしまうのが展開が興味深く面白かった。

また、これを原作とした藤子不二雄の『流血鬼』というまんが作品も作られている。
これも名作!!

昔、大好きなオカルトホラー映画『ヘルハウス』の原作本”地獄の家”が神田の古書店で売っていた。
直ぐに手に入るだろうと思って買って帰らなかったのを今でも後悔している。

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