『ワイルドバンチ』滅びとバイオレンスの美学の監督サム・ペキンパー

飛び散る血しぶき!過激な銃撃シーン!スローモーションの映像! 2月21日生まれ。監督サム・ペキンパーについて紹介する。

また、『わらの犬』、『ガルシアの首』、『ゲッタウェイ』、『戦争のはらわた』などの作品も素晴らしいがサム・ペキンパーの作品の中で最高に好きな作品『ワイルドバンチ』について少しだけ記載する。

監督サム・ペキンパー

1925年2月21日カリフォルニア州フレスノ生まれ。

西部開拓民の血を受け継ぐ3代目。

父、兄は地方の最高裁判事という法律関係の一家で育つ。

最初は法律関係を目指していたが、海軍から退役後、フレスノ大および南カルフォルニア大学にて、演劇を学ぶ。

映画界でも有名な毒舌家。バイオレンスたっぷりの映像から”Bloody Sam”と呼ばれた。

監督作品

荒野のガンマン(1961)

昼下りの決斗(1962)

ダンディー少佐(1965)

ワイルドバンチ(1969)

パンフレット

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード(1970)

パンフレット

わらの犬(1971)

パンフレット

ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦(1972)

ゲッタウェイ(1972)

パンフレット

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯(1973)

チラシ

ガルシアの首(1974)

パンフレット

キラー・エリート(1976)

パンフレット

戦争のはらわた(1977)

チラシ

コンボイ(1978)

パンフレット

バイオレント・サタデー(1983)

チラシ

ワイルドバンチ

”ワイルドバンチ”と呼ばれる呼ばれるならず者たちの強盗団は、鉄道事務所を襲うが、逆に元仲間だったデュークと賞金稼ぎたちに待ち伏せされほぼ壊滅する。

残ったメンバーはリーダーのパイク、ダッチ、ライルとテクターの兄弟、エンジェルの計5人だった・・・

第一次世界大戦の直前のテキサスとメキシコの国境付近を舞台に、人生最後の大花火を挙げようとする男たちの最後の凱歌。

撮影には1910年メキシコ革命で使われた武器・弾薬の総量を超える量だったそうである。

出演者

ワイルドバンチのメンバー
・パイク:ウィリアム・ホールデン
・ダッチ:アーネスト・ボーグナイン
・ライル:ウォーレン・オーツ
・テクター:ベン・ジョンソン
・エンジェル:ジェイミー・サンチェス

また、賞金稼ぎのリーダー、デューク役は名優ロバート・ライアンが演じている。

当初、パイク役はリー・マーヴィンが候補に挙がっていたそうだ。

リバイバル公開ディレクターズカット版チラシ

おすすめ書籍

『サム・ペキンパー』ガーナー・シモンズ著作

サム・ペキンパー本ではこれが詳しい。個々の作品についても細かく解説されている。

ドキュメンタリー

最後に

『ワイルドバンチ』のDVDを手に入れたときにラストシーンを10回以上も、繰り返し再生してみたた。

メキシコ政府軍に対しての最後の男たちの「足掻(あが)き」は切なく、恰好よく、アドレナリンが出まくりの内容だった。

また、中盤の人馬もろとも橋を吹っ飛ばすシーンは凄い迫力である。

サム・ペキンパーのバイオレンスの監督のイメージがあるが、『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』などしみじみとした人情ものの作品もある。

独身の頃、数万する高額チラシを給料の一部を貯めながら買っていた時期がある。
この『ワイルドバンチ』の初版チラシも当時のどから手が出るほど欲しかったものである。なんとか手に入れた(たぶん2万円くらした)ときは、しばらくはニンマリとしながら、チラシを眺めていた。

希少!初版チラシ

希少!初版チラシ 裏面

 

 

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