イマジナリーフレンドがヒトラー?!「ジョジョ・ラビット」を鑑賞

イマジナリーフレンドがヒトラーという少年が主役のジョジョ・ラビットを鑑賞
ジョジョ・ラビットを見て思い出しだ子供視点の戦争映画3選!

あらすじ

10歳ながらナチス党に傾倒する彼は少年向けのヒトラー小青年団に入学する。訓練中、命令された兎を殺せずジョジョ・ラビットと名付けられるが、手榴弾を果敢に投げ名誉の負傷をする。

やがて、ジョジョは自分の家に匿われているユダヤ人の少女の存在を知る。

公式トレーラー

映画について

10歳の少年がナチスに傾倒しヒトラーユーゲント(青少年団)に加入するのはショッキングだが、想像上のイマジナリー・フレンドがコミカルタッチのヒトラー(監督自身が演技)でテーマに反してコメディとなっている。

画面の絵や色彩がとても美しい作品。
もちろん戦争や独裁政治には反対だが、ドイツの軍服や戦車は様式美があると思っている。
ベージュやジャーマングレーの制服が映像に映える。

ジョジョのシングルマザーの母親役はスカーレット・ヨハンソン。息子思いで優しい母親役を熱演している。

主演のジョジョを演じるはローマン・グリフィン・デイヴィス。愛らしい感じの真っすぐな少年。

監督はタイカ・ワイティティ。ニュージーランド出身で俳優、脚本、コメディアンなど多彩。
『シェア・ハウス・ヴァンパイア』『マイティ・ソー・バトルロイヤル』などを監督。

 

 

公式サイト

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子供視点の戦争映画3選

ライフ・イズ・ビューティフル

強制収容所のつらい生活の中で「どんな状況の中でも人生は素晴らしい」ということを息子に教え込もうとする父親の話。

ジョジョ・ラビットに一番近い感じがした映画。

縞模様のパジャマの少年(2008)

看守の息子目を通して、鉄条網ごしの強制収容所の少年と心を通わせていく映画。
タイトルの通り、大人の事情を知らない看守の息子の目からは収容所の少年は縞模様のパジャマを着ていると思っている。

後半は結構つらい展開となるので覚悟が必要。

ブリキの太鼓(1979)

カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞

これは子供目線と呼べるか不明だが3歳で成長を止めてしまった主人公オスカルの眼を通して、ナチ政権配下の戦場を描く。
とてもエキストラが演じているとは思えない圧政下の村人たちがリアル。

家族で見るには色々な意味でおすすめ出来ない怪作。

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