【雑記】ガンプラ旧キットを改造しどこまでアレンジして作れるか【ディジェ編】

ガンプラのプラモデル(通称ガンプラ)の品不足が最近加速している。(2022年2月末現在)

量販店では1人1個までしか購入できなくなり、それ以前にいつも売れずに残っているガンプラ以外は見ることはなくなってしまっていた。
棚もすかすかになり、エリアも縮小してしまった。

本記事を読むことで、1980年代中頃に発売された接着剤を使う旧キットガンプラをアレンジしてどこまで出来るかを知ることが出来る。

今回は機動戦士Z(ゼータ)ガンダムの中でアムロが乗るモビルスーツ「ディジェ」というモビルスーツを選んでみた。

最初に

最近、ガンダムの再放送を動画配信で見て、ガンプラを作りたい熱が再燃して来た。

手に入らない、もしくは、プレ値がついて売られている中、ガンプラを安く買うにはどうしたらいいか?と考えた結果、次の結論に落ち着いた。

・完成済の安いもの(ジャンク品)を見つける。
・比較的安めの旧キットを探す。

ひとつめの完成済の安いものを見つける。

特に武器や背中のバックパックやパーツが欠品しているものはジャンク品としてメルカリなどで比較的安く購入出来る。

武器は他のガンプラのあまり物の流用、パーツの欠品などはあまったパーツを組み合わせてオリジナルデザインのものを作ってしまえばよい。

ふたつめの旧キットとは、接着剤を必要として初期のガンプラである。近年のキットみたいにデザインは洗練されていない。やぼったいデザインではあるが、今回の作例みたいゼータガンダムのものだと、改造すればそこそこ見れるキットもある。

今回はこの旧キットの改造に焦点をあててみる。

旧キット1/144「ディジェ」

今回の元キットはこちら

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もちろん、旧キットなので接着剤で張り合わせて組み立てるし、色分けもほとんどされておらず、ボディが二色塗りでプラスチック感満載の旧キットである。

しかしながら、プロポーションはさほど悪くない方である。

そして以下の改造のコンセプトをまとめた。
少ない改造で旧キットをいかに格好良くリメイク出来るかを目標とした。

・股間のボールジョイントによる開脚化と足の関節位置を下へ移動
・背中の放熱板が背中に固定づけで垂直すぎるので、蝶の羽のようにボールジョイントにより可動させる。

・塗装による色分け

 

・股間のボールジョイントによる開脚化と足の関節位置を下へ移動

旧キットでまず見直すポイントは足の開脚である。つまさきが胴体の正面を向いていることが多く、どうも恰好悪い。いままでの旧キット同様WAVE社のボールジョイントを流用して股関節を作ることとした。
また、全体で見ると足が短足に見えるので、ボールジョイント化のついでに、足の付け根の位置を下方に移動することにした。

↓見直し後のプロポーション。かなり見栄えがよくなったと思う。

・背中の放熱板が背中に固定づけで垂直すぎるので、蝶の羽のようにボールジョイントにより可動させる。

背中の蝶の羽のような放熱板?のパーツが胴体に直付けで、垂直になりすぎていて恰好悪いので、蝶の羽のように可動するように、ここもボールジョイントで関節を付け加えた。

 

↓ボールジョイントを羽に仕込んだ。

↓ボールジョイントは色々と種類が出ているので、いくつか持っておくといいかも。

 

塗装処理

最近のお気に入りは黒サーフェーサーである。
モビルスーツの武器や、黒い部分は大体これを吹き付けて、サーフェーサーそもののの色味をそのまま残せばさらなる塗装は不要である。
ここんところ作るガンプラで全塗装するものは大体このサーフェーサーで一旦全部黒くしてしまう。
黒く残す部分は塗装せずにそのままの黒を残しておく。

今回も苦労したのが胴体の塗分けである。旧キットでは避けては通れない棘の道だが、こんかのディジェは特に塗分け部分が多かった。
エアブラシので塗装は楽しいが、色分けのためのマスキングのテープを貼るのが一番めんどうで嫌いな作業である。なんとかマスキングテープを駆使し塗分けを行った。

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↓わたしが仕様しているのはタミヤのマスキングテープ。テープの貼りが甘いと塗料がにじんでしまうことがあるため、色の境界線部分はすきまなく貼るようにしている。
しかし、思っていた位置に貼れておらず、塗分け位置がずれるときがあるので、そこは上から筆塗りで塗装しなおすか、墨入れ時に汚しを入れてごまかすのがわたしのテクニック(?)である。

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↓まあ、ざっくりと塗分けが出来た。
機動戦士Zガンダムで主人公カミーユが乗るゼータガンダム、クワトロ大尉(シャア)が乗る百式、アムロが乗るディジェが登場する回があり主要キャラ3人組の登場シーンにテンションがあがった!
そのときの3体のモビルスーツを並べてみた。

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墨入れ

大まかに色を塗ったら墨入れである。

わたしはタミヤのびんの流し込みタイプの墨入れ塗料を頻繁に使っている。
キャップに筆がついているので、そのまますっと流し込めるので便利である。
はみ出た部分や色を濃くつけすぎた部分はエナメル系の溶剤を綿棒につけて、ふきとれば、線が綺麗に残る。

少し汚しを残しつつ、基本色を塗った時の境界線のはみだしもごまかすというリカバリーのテクニックを使っている。

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デカール貼り

ガンプラの恰好よさをアップする手段のひとつはデカール貼りである。
ゼータガンダム用の汎用デカールを使用した。
アニメの設定はあまり気にせず直感で合うものを貼っている。
見ずにつけたデカールを爪楊枝を使って台紙からプラモデルへ移動し、位置が決まったら綿棒で余分な水分をふき取っている。

↓デカールは汎用のものが使える。今回はZ/ZZ用を使用。

 

仕上げ

デカールの保護のためにつや消しトップコートを吹いて乾かす。

 

完成したキットがこちらである。
なかなか理想のポロポーションが出来上がった!

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↓改造の苦労はせずに元からプロポーションのよい現行キットがおすすめ!

最後に

少ない改造で旧キットをいかに格好良くリメイク出来るかを目標とした。

改造することで、想像していたよりいい雰囲気で出来た。

ガンプラがなかなか手には入れない現在、旧キットをアレンジするのもありかなと思った。

過去に最初のガンダムのGアーマーや旧キットのアレンジもしているので興味あればぜひ見て欲しい。

<旧キットGアーマー>

https://sinku8314.com/other-hobby/hobby/g-armor

 

旧キットを改造する内容はシリーズとして今後もつづけていく。

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