本編のネタバレには触れず、ちょっとした感想を書いた。また、子供の頃からバットマンというヒーローは好きなので、バットマンが出ている映画(実写のみ)を所持している映画宣材(チラシ)を用いて紹介する。
ザ・バットマン(2022)
映画について(ちょっとした感想など)
監督は手持ちカメラ視点で当時話題となった「クローバー・フィールド」の監督マット・リーヴス
「冒頭からカメラワークの独特さに驚かされた!」
1点にピントをあわせ、まわりはボケ味の効いた映像で最初、「目のピントがあっていないのか?」と自分の目を疑ってしまった独特の映像技法である。
また、原作で描かれていたバットマンの探偵要素が多分にある。
警察の中の親バットマン派の警部補ゴードンとともに、本作のヴィラン:リドラーが連続殺人の死体とともにおかれているのは手の込んだ解読ゲームで、バットマン宛てのメッセージが置かれている。
メッセージを手掛かりに、謎を解いていく感じは「セブン」といったサイコ・スリラーものを思い出した。
バットマンの描かれ方もいままでのシリーズとは違う。
富豪にも関わらず普段は社交界には出ずに世捨て人みたいな存在で常に闇をかかえた表情をしている。
ブランドン・リーが演じていた「クロウ/飛翔伝説」を思い出した。
演じるは「トワイライト」シリーズや「TENET」で最近注目されている甘いマスクの貴公子ロバート・パティンソン。
また、戦闘スタイルもいままでのバットマン作品のガジェットを多用したアクションというより、がちで力任せにぶん殴る脳筋スタイルである。
また、ヒロインともいえる本作のキャット・ウーマン(セリーナ)を演じるゾーイ・クラヴィッツがなかなかの美人でモデル出身だけあって歩き方も美しい。
彼女の父親はなんとミュージシャンのレニー・クラヴィッツ!
IMAXレーザーで見たので迫力満点!
特にマスタングのような改造しマッスルカーにした雰囲気のバットモービルの登場シーンはテンションがあがった。後部にはむき出しのジェットエンジン搭載!
ペンギンの乗る車とのカーチェイスとなるがボディソニックでビリビリくるエンジン音が凄かった。
夜のシーンということもあり、最初に書いた映像感もありもっと鮮明な映像で見たかった。
また、バットマンといえば、最新のテクノロジーを駆使したガジェットだが、本編に登場する目に装着するカメラを内蔵したコンタクトレンズなど技術は凄いのだが、その映像を映すモニターなどなんかレトロな昔風のデザインだった。「ブレードランナー」に出て来るガジェットに近い気がした。
公式(オフィシャル)サイト
オフィシャル予告編
ザ・バットマン関連グッズ
↓劇場で配布されていたグッズ・カタログ
バットマンとは
原作ビル・フィンガー、アーティストのボブ・ケインによって生み出されたDC(Detective Comics)のヒーロー。
仮面の探偵の要素も入れている。
1939年にDCコミックに登場。同コミックのスーパーマンと並ぶ二大ヒット作となる。
1986年フランク・ミラーの「バットマン・ダークナイト・リターンズ」で最高潮となる。
普段は犯罪都市ゴッサムシティの億万長者で慈善事業などを手がける。
幼少時代両親が目の前で殺されており、犯人への怒りと復讐心から悪人を許さない。
他のスーパーヒーローと違い特殊能力はもっておらず、自分の格闘技や科学技術についての知識と悪に対する勇気とで闘っている。
バットマンの映画一覧 ※実写のみでアニメ版などはのぞく
バットマン(1989)
バットマン・リターンズ(1992)
バットマン ビギンズ(2005)
ダークナイト(2008)
ダークナイト ライジング(2012)
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016)
ジャスティス・リーグ(2017)
それぞの作品について
バットマン オリジナル・ムービー(1966)
監督:レスリー・マーチンソン
キャスト:
バットマン:アダム・ウェスト
ロビン:バート・ウォード
ペンギン:バージェス・メレディス
ジョーカー:シーザー・ロメロ
キャットウーマン:リー・メリウェザー
<ティム・バートン版>
・バットマン(1989) ・バットマン・リターンズ(1992)
子供の頃の食玩がきっかけでバットマンが大好きだったので、壮大なスケールで宣伝されたときは歓喜した。
1作目ではジョーカー
2作目ではキャット・ウーマン、ペンギンが登場する。
ジョーカー演じるジャック・ニコルソンの主演料に製作品の半分が使われたと言われている。
監督:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
※プリンスもイメージソングに参加したが劇中では使われていない。
出演:
1作目
バットマン(ブルース・ウェイン):マイケル・キートン
ジョーカー:ジャック・ニコルソン
ヴィッキー:キム・ベイシンガー
執事アルフレッド:マイケル・ガフ
2作目 ※1作目のメンバーに追加分
マックス:クリストファー・ウォーケン
キャットウーマン(セリーナ):ミッシェル・ファイファー
ペンギン:ダニー・デヴィート
バットマン・フォーエバー(1995)
ニコール・キッドマン演じる精神科医がよかったという印象
監督:ジョエル・シューマッカー
「セント・エルモス・ファイアー」「ロストボーイ」「フラットライナーズ」「フォーリング・ダウン」の監督
出演:
バットマン(ブルース・ウェイン):ヴァル・キルマー
トゥー・フェース:トミー・リー・ジョーンズ
リドラー:ジム・キャリー
精神科医チェイス・マリディアン博士:ニコール・キッドマン
ロビン:クリス・オドネル
執事アルフレッド:マイケル・ガフ
ドリュー・バリモア、ジョン・ファブローなども出演している。
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)
ジョージ・クルーニー演じる大人の貫禄を感じるブルース・ウェイン=バットマン。
シュワちゃんを前面に押し出して宣伝していた感じである。
最低映画としてゴールデンラズベリー賞などを受賞。
監督:ジョエル・シューマッカー
3作目に続き同監督が続投
出演:
バットマン(ブルース・ウェイン):ジョージ・クルーニー
ロビン:クリス・オドネル
Mr.フリーズ:アーノルド・シュワルツェネッガー
ポイズン:ユマ・サーマン
バットガール:アリシア・シルバーストーン
執事アルフレッド:マイケル・ガフ
<クリストファー・ノーラン版>
・バットマン ビギンズ(2005) ・ダークナイト(2008) ・ダークナイト ライジング(2012)
クリストファー・ノーラン監督による新たなる三部作。
シリアスで大人の雰囲気のダークファンタジーに仕上がっている。
監督:クリストファー・ノーラン
「インセプション」「インターステラー」「TENET」
音楽:ハンス・ジマー
出演:
バットマン(ブルース・ウェイン):クリスチャン・ベール
執事アルフレッド:マイケル・ケイン
ゴードン警部補:ゲイリー・オールドマン
ルーシャス:モーガン・フリーマン
キャット・ウーマン:アン・ハサウェイ
ビギンズ
ジョーカー:ヒース・レジャー
トゥー・フェース:アーロン・エッカート
マギー:マギー・ジレンホール
リチャード・アール:ルトガー・ハウアー
ダークナイト、ダークナイトライジング
ベイン:トム・ハーディ
ミランダ:マリオン・コテイヤール
他にもリーアム・ニーソン、キリアン・マーフィーが出演
<ジャスティス・リーグ> バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016) ジャスティス・リーグ(2017)
バットマンは大好きなキャラクターで登場は嬉しかった。しかし、スーパーマン、ワンダーウーマンといった強力な特殊能力を持ったヒーローたちと、巨大怪獣のようなスーパーヴィラン(悪役)との間にはさまれた人間としては最強のバットマン活躍の場がなく、ちょっと寂しい感じになったシリーズである。
出演
バットマン(ブルース・ウェイン):ベン・アフレック
スーパーマン:ヘンリー・カヴィル
ワンダー・ウーマン:ガル・ガドット
アクアマン:ジェイソン・モモア
ザ・フラッシュ:エズラ・ミラー
サイボーグ:レイ・フィッシャー
監督:ザック・スナイダー
「ドーン・オブ・ザ・デッド」「ウォッチメン」「エンジェル・ウォーズ」
音楽:ハンス・ジマー
動画配信について
2022年3月20日現在、「ザ・バットマン」公開記念、アマゾンのプライムビデオで
以下の作品がプライム会員は見放題。
わたしも久しぶりにノーラン版の3部作を見直した。
バットマン・リターンズ(1992)字幕版
バットマン・フォーエバー(1995)字幕版
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)字幕版
バットマン ビギンズ(2005)字幕版
ダークナイト(2008)字幕版
ダークナイト ライジング(2012)字幕版あと関連作品として以下も見放題である。
キャット・ウーマン(2004)
ジョーカー(2019)ジャスティスリーグ関係はプライムビデオで課金レンタルがある。
↓アマゾンプライムに加入するとプライムビデオも見れるようになる。30日間お試しができるので、自分に合うか確認したい場合はこちらから。
加入していないので詳しくは分からないがU-NEXTはバットマン関係は一通り見れそうである。
こちらも無料期間があるので↓こちらから
最後に
3時間と長丁場だったが、いままでにないバットマンの世界観でなかなか面白かった。終盤は自分的には少し残念なところもあったが、サスペンススリラーの要素であまり長さを感じなかった。
トイレは鑑賞前に行っておいたほうがいい。直前行ったにも関わらず、エンドロール直前は少し我慢することになった。
また、バットマンの映像作品一覧を整理してみて、ノーラン版の三部作は全て映画館で見たが、かなり忘れていることに気がついた。
連休中に見返しているところである。
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