怪奇と幻想の作家H.P.ラヴクラフトと彼の想像したクトゥルー関連映画化作品について

アメリカの小説家H・P・ラヴクラフトが創造した怪奇と幻想の神話体系「クトゥルー(クトゥルフ)」

数多くの映画や漫画、アニメや小説などにも影響を与えている。

8/21が生誕日だったので、自分も知りたかったH.P.ラヴクラフトの作品を一覧にまとめてみた。

ざっくりまとめただけなので後で加筆・修正する予定。雑な内容なのでご容赦願います。

H.P.ラヴクラフトとは

遙か太古の異次元からやってきた神々をモチーフにした架空の「クトゥルー(クトゥルフ)神話」題材にした怪奇・幻想小説を手がけるアメリカの小説家

1890年8月20日アメリカのロードアイランド州プロビデンスにて生まれる。

父親が入所し、祖父が亡くなるまでは裕福な暮らしだった。

経済的苦境の中で母親と二人で生活した。

ニューヨークに移住して結婚もするが、経済的かつ精神的にダメージを受けてプロビデンスに戻る。

「クゥトゥルフの呼び声」「狂気の山脈」「インスマウスの影」など人気作品を書く。

1937年3月15日46歳の若さで亡くなった。

ラヴクラフトのの意思をつぐ友人オーガスト・ダーレスとドナルド・ワンドレイが「アーカム・ハウス」を創立し生前は表に出なかった作品集をまとめ、出版が行われた。

H.P.ラヴクラフト原作と彼の想像したクトゥルー神話関連映画化作品について

個人的に一覧が欲しかったので、いかにまとめてみた。

製作年 タイトル 原作との関連
1963 怪談・呪いの霊魂 チャールズ・ウォードの奇怪な事件
1965 襲い狂う呪い 異次元の色彩
1967 太陽の爪あと ラブクラフトの意思を継ぐオーガスト・ダーレスのタイトルと同名小説
1970 H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪 ダンウィッチの怪
1978 マニトウ 暗黒の儀式に登場する呪術師ミスカマス
1981 ビヨンド クゥトルフ神話に登場エイボンの書が描かれる。
1985 ZOMBIO/死霊のしたたり 死体蘇生者ハーバート・ウェスト
1986 フロム・ビヨンド 彼方へ
1987 デッドウォーター 異次元の色彩
1988 ヘルダミアン/悪霊少女の棲む館 原作の架空の人物ランドルフ・カーターが登場
1989 死霊のしたたり2 死体蘇生者ハーバート・ウェスト
1991 ヘルハザード/禁断の黙示録 チャールズ・ウォードの奇怪な事件
1991 新・悪魔の儀式 クゥトルーという魔導書が出るぐらい
1992 インスマスを覆う影(邦画) インスマウスの影
1993 ネクロノミカン 小説に登場する架空の書「ネクロノミカン」が元
1993 ダークビヨンド/死霊大戦 原作の架空の人物ランドルフ・カーターが登場
1994 地底人アンダーテイカー 潜み棲む恐怖
1994 SFXハードボイルド ラブクラフト 探偵ラヴクラフトが禁書ネクロノミコンを追う
1994 魔界世紀ハリウッド SFXハードボイルド ラブクラフトの続編
1995 キャッスル・フリーク アウトサイダーが元ネタと言われる
1996 ヘモグロビン 潜み棲む恐怖
2001 DAGON(ダゴン) インスマウスの影
2003 死霊のしたたり3 死体蘇生者ハーバート・ウェスト
2005 魔女の棲む館 魔女の家の館
2019 カラー・アウト・オブ・スペース 宇宙からの色

 

他にも「ネクロノミコン」をモチーフに悪魔の書とした「死霊のはらわた」や邪神が登場する「ヘルボーイ」などクトゥルー神話に影響を受けた映画は沢山存在する。

最近では「ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路(2020)」といったドラマも作られている。

ラヴクラフト原作とうたいつつ、映画化にあたり「原作の用語だけ使われている」などかなり脚色されている作品が多い。個人的に原作のイメージと映画がマッチするのは「DAGON(ダゴン)」と「カラー・アウト・オブ・スペース」である。この2本はおすすめです!!

 

 

 

ラヴクラフト作品で出てくる用語

※クゥトゥルー神話に出て来る架空の用語です。

アーカム:物語の舞台でしばし登場するマサチューセッツ州の町

インスマウス(インスマス):マサチューセッツ州にあるというめったに外部の人が訪れない港町。海の巨大神ダゴンを祀る秘密教団が勢力を伸ばしている。
魚類やカエルに近い独特の風貌をもつ住人が住んでいる。

ダンウィッチ:マサチューセッツ州の山奥の寒村

ネクロノミコン:アブドゥル・アルハザードが書いた魔導書

ミスカトニック大学:アーカムの町に存在する1765年に創立された大学。「ネクロノミコン」などの禁書を収蔵する。

参考書籍

ラヴクラフト全集(創元推理文庫)

わたしにとってみたらこれがバイブル。6巻目が見つからなかった。

その他のクトゥルー本

学研「クトゥルー神話の本」情報まとまっていてなかなかおススメ!

影響を受けた作家・マンガ家など(日本)

菊地秀行や栗本薫、小中千昭、諸星大二郎など

最後に

昨日8/21が生誕日であったので、H.P.ラヴクラフトと彼の創作した「クトゥルー神話」をモチーフとした映画作品について簡単にまとめてみた。

もう少し時間をかけて、加筆・修正を行っていきたい。

ギレルモ・デル・トロが映画化するという噂があった「狂気の山脈」の話はどうなったのだろう?

 

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