『キングダム』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ハウス・ジャック・ビルト』デンマークの奇才ラース・フォン・トリアー

『奇跡の海』、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『アンチ・クライスト』など、受難を背負った人たちが主人公の作品が多い、デンマークの奇才ラース・フォン・トリアーの作品について簡単に紹介。

ラース・フォン・トリアー

1956年4月30日デンマークのコペンハーゲンで生まれる。

デンマーク映画学校で学び、「エレメント・オブ・クライム(1984)」で世界的な注目を集める。

病院を舞台にしたスリラーテレビシリーズ「キングダム」でデンマーク内および国外で評価を受ける。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でカンヌ映画祭で2000年のパルムドールを受賞した。
しかし、かれは多くの恐怖症をかかえており、ほとんどの式典に参加できなかった。

スピルバーグが「ヨーロッパ(1991)」を見て、アメリカ映画の映画化を要望するが、断った。

主な作品

エレメント・オブ・クライム(1984)
エピデミック(1987)
ヨーロッパ(1991)
キングダム(1994~1997)
奇跡の海(1996)
イディオッツ(1998)
ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)
ドッグヴィル(2003)
ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003)
マンダレイ(2005)
ディア・ウェンディ(2005)
ボス・オブ・イット・オール(2006)
アンチクライスト(2009)
メランコリア(2011)
ニンフォマニアック Vol.1(2013)
ニンフォマニアック Vol.2(2013)
ハウス・ジャック・ビルト(2018)
など

最後に

最初に見たラース・フォン・トリアー作品は、「奇跡の海」だった。

「奇跡の海」のあらすじはこうである。

スコットランドの海に囲まれた農村。

教会があり信仰の強い村で育ったベスは流れ者のヤンと出会う。
二人は愛し合う。

やがて、油田の仕事に出かけたヤンは事故で全身麻痺の動けない体になって帰ってくる。
敬虔な信者で神を信じるベスはヤンにつきっきりで看病する。ひとときもヤンのそばから離れたくないベスの希望はある意味、叶えられたのである。

しかし、ヤンは自分が相手を出来ないベスに他の男と寝ることを約束させる。
そうすることでヤンはベスと心のつながりを持てるというのである。

約束通り、ベスは見知らぬ男たちと関係を持つが、村の人たちはベスを見放していく・・

鑑賞時はとても厭な感じの残る映画だった。

ラース・フォン・トリアー監督の作品は厳しい受難を背負った女性が主人公である作品多い。

愛情、とりわけ行き過ぎた愛情故に悲劇的な展開を迎えることとなる。

劇場で見た歌手ビョークが主演している「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を始め、見ている最中は、もう見たくないと思いながらも新作が出るとトリアー監督の作品を見てしまうのである。

「メランコリア」は地球が陥る絶対の危機になすすべもなく、俯瞰してみているところが好きである。

トリアー監督の初期の作品の「エレメント・オブ・クライム」「キングダム」あたりは、DVDに高値がついてしまいなかなか見る機会がない。「キングダム」はVHSを持っているので、それで鑑賞している。

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