耽美でエロチックな女吸血鬼映画を主に監督している。フランスの監督ジャン・ローラン
本記事を読むことで、ジャン・ローランのプロフィールと作品がさくっと分かる。
渋谷のユーロ・ライブで特別トークイベント上映されて、ZINE(小冊子)もイベントに併せて発売され改めて注目を浴びている。
ジャン・ローラン
1938年11月3日にフランスで生まれる。
父親や兄弟は俳優だった。
主に耽美でエロチックな女吸血鬼映画を得意とする監督で脚本家。
生涯に50本近くの映画を監督する。
2010年12月15日にフランスのパリで亡くなった。
国内でソフト化された作品
レクイエム(1971)
激しい銃撃戦とカーチェイス。
2人の少女がたどり着いた先は、ヴァンパイアたちが棲みつく古城だった。
催淫吸血鬼(1971)
呪われたレイプ魔(1973)
血に濡れた肉唇(1975)
パーティに参加したフレデリックは壁にかかった古城の写真を見て、子供の時に出会った美女ジェニファーを思い出す。女吸血鬼と青年の運命的な出会いの物語。
ジェニファー役は愛の妖精!アニー・ベル。
美女のうごめき/鮮血に染まる死霊の館(1978)
「ジャン・ローランの血の誘い」でDVD化されている。
殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐(1978)
ワインを飲んだ人たちがゾンビに!ジャン・ローランのゾンビ映画。
DVDがすぐに見つからなかったので過去に撮った集合写真で。
猟奇殺人の夜(1980)
見たジャン・ローラン作品の中では一番好きかも。
ラストシーンが心にささった一遍。
ナチス・ゾンビ/吸血機甲師団(1980)
パルチザンに虐殺されたドイツ軍兵士の怨念がゾンビとなって甦る。
ナチスとゾンビという絶妙な組み合わせだが、見ていると眠くなる微妙な映画。
ゾンビ・クィーン/魔界のえじき(1983)
セクシーなブロンド美女が全裸で血をしたたらせ人肉を食う・・
DVD発売時のタイトルは「リビング・デッド・ガール」
エンゼル・コップス/バンコクから愛をこめて(1985)
書籍
「COUCHONS Vol.1」
A5サイズ約40ページのZINE(小冊子、同人誌)。
上述の作品以外の多数の作品についても網羅されている。
執筆陣が豪華。
最後に
耽美でエロチックな女吸血鬼映画を主に監督しているフランスの監督ジャン・ローランおよび作品について、今回は取り上げた。
最初にジャン・ローラン監督を知ったのは大洋図書の『新映画宝庫スプラッター・カーニバル』という本である。
この本は別の機会を設けたいが、数多くのホラー映画作品を知ったきっかけである。
ヴァンパイアやゾンビものを題材としているが、美しい映像の中にちょっと切ない抒情的な感じのする作品が好きである。
最近はプレ値がついてしまった作品も多いが、手ごろな値段で再販してくれると嬉しい。
ジャン・ローランとは話がそれてしまうが、耽美な吸血鬼映画のおすすめとして、以下2作品をあげてみる。
ヴァンピロス・レスボス
ジャン・ローランと比較されがちなジェス・フランコの監督作
アディクション/吸血の館
こちらは『ドリラー・キラー』のアベル・フェラーラのヴァンパイア作品
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