「Web3.0」という言葉を知っているだろうか?
「なんのこっちゃ?」
というかたが多いのではないだろうか。
わたしも、つい最近までは知らなかった。本記事でわたしと一緒に「Web3.0」について最低限の内容を知りましょう。
「Web3.0」とは、なに?
という問いの結論をまず書くと
「Web3.0とはブロックチェーンの技術を使った分散型ネットワーク」
のことである。
と書いてもなんだか分からないと思うので、順を追って簡単に書いていく。
Web1.0~3.0の歴史
「3.0があるということは1.0や2.0があるの?」という質問で出そうなので、まずは歴史から。
Web1.0の時代 1990年代半ば〜2000年代半ば(2004年くらい)
インターネットの始まりの頃を言う。
もともとはWeb1.0なんて用語はなかったが、Web2.0を定義するために初期の時代を意味するということで作られた。
特徴としては発信者の情報を、受ける側が一方的に受け取るという時代。
1995年の「Windows95」発売をきっかけに広がる
Web2.0 2000年代半ば(2005年くらい)~現在
誰もが情報を発信、双方向に共有できるいま現在のネットワーク環境のこと。
・ユーザ同士がお互いにコミュニケーション(情報の共有および相互連絡)を取れる。
・具体的なサービスだと検索エンジン、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)、ブログ、掲示板など
代表的な企業はGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)+M(マイクロソフト)でGAFAMと呼ばれる。
現在(Web2.0)の問題点
主なところで以下の2点がいわれている。
・中央集権的(アメリカでは実質GAFAMが実権をにぎっている。)
Web3.0:ブロックチェーンの時代 現在~
「Web3.0とはブロックチェーンの技術を使った分散型ネットワーク」
のことである。下記に説明書きしたブロックチェーンの技術により、Web2.0の弱点を克服して、個人データなどが中央集権組織では管理されず、盗用・改ざんされないように個人で管理するようになる、今後、そのような動向になるとみられるネットワーク技術の流れである。
ブロックチェーンとは
分散型台帳と言われる技術である。
全ての取引内容の記録を所有者全員が共有し、チェック・承認することでデータの安全確保を行う。
ブロックチェーンはみんなで分散管理しているため、データの改ざんといった不正がほぼ不可能という強力なメリットがある。
また、中央集権でないため、管理費用が安く済み、手数料が非常に安い。
詳細は【一緒に学ぼう!】仮想通貨入門その① 仮想通貨とブロックチェーン参照
Web3.0の特徴
・ビットコインなどで使われているブロックチェーン技術による情報の漏洩・改ざんの防止
⇒これによりWeb2.0の問題は解決されると考えられている。
Web3.0の代表的なサービス
ここではかんたんにまとめたので興味があれば詳細はそれぞれの用語をググってみてください。
・DEFI(分散型金融)
⇒ブロックチェーンの技術の上で作られた金融機関(銀行)
中央集権で管理する者のいない金融。余計な手続きが不要となり、手続きが簡易で最低限の運用資金のため、手数料が安くなる。
・DAO(自立型分散組織:Decentralized Autonomous Organization)
ブロックチェーンの上で成り立つ意思・決定を行う仕組み。
株式会社の比較されるが以下の特徴がある。
・意思決定は、投票トークンという方式で参加者の投票で決まる
・年齢・性別・国籍関係なく誰でも匿名で参加できる(個人情報を申請する必要がない)
DAOは理想論であるが、ある程度仕組みとして成り立っているのは暗号資産ビットコインやイーサリアムがあげられる。
・NFT(非代替トークン:Non Fungible Token)
ブロックチェーンの仕組みで作られたデジタルデータのこと。仮想空間上に作られる街メタバースはこのNFTのひとつで注目されている。
※詳細は「【雑記】一緒に知ろう!ブロックチェーンとNFTについて」参照
最後に
「Web3.0とはブロックチェーンの技術を使った分散型ネットワーク」
のことである。
これからのネットワークはGAFAMを中心にまわっていたWeb2.0の時代からブロックチェーン技術によりWeb3.0の時代に代わっていくと言われている。
Web1.0の時代からネットワークを見て来た自分としては、新たなる時代の幕開けを見守っていきたい、
いままで、興味があった以下のようなIT(情報技術)における新技術をかんたんに紹介してきた。
※仕事はIT関連だが、以下にかかわる仕事に関わったことはない。自分が興味あって調べたことである。
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