アマゾンプライム申し込みページ
鑑賞ポイント
・人体破壊描写のオンパレード(苦手な人は見ない方がいいです)
・出演している女優さんが美人
あらすじ
ハロウィンパーティの帰り、タラは飲みすぎた友人ドーンの酔い覚ましのためにダイナーに入る。そこに現れた白と黒の衣装のピエロ。
タラにやたらモーションをかけるピエロ。店主はピエロを店から追い出す。
酔いが覚めたドーンを連れてタラは外に出るが、再びピエロに遭遇する。
映画について
本作に登場する殺人ピエロ、アート・ザ・クラウンが何を考えているのか全く読めず、見た目は弱そうなのだが(実際、なんどか撃退される)、ピエロならではのトリッキーな神出鬼没さで残忍な殺しを繰り返す。
そして、このピエロは容赦がない。刃物や鈍器で犠牲者をぼこぼこにする。
ストーリーはあってないようなものだが、冒頭の生き残った犠牲者や、途中で出てくる人形を子供だと思っている女性など、個性的なキャラクターが登場し、ピエロ以外にも本作の異様な雰囲気を増長している。
予告編
本作のアート・ザ・クラウンが出てくる作品にはオリジナルがあり、同じ監督の『All Hallows Eve(2013)』という作品である。
『All Hallows Eve』はハロウィンの夜に謎のビデオテープを見つけた子供たちの面倒を見ているベビーシッター。ビデオを流すとそこにはアート・ザ・クラウンによる殺人映像が流れていた。やがてのそこにも・・という内容である。
本作の魅力は、アート・ザ・クラウンがリアルな殺人鬼のようでいて、超常現象的な存在なのである。殺人鬼ものだが超常現象的な展開は『レスト・ストップ デッドアヘッド(2016)』に通じるものがある気がする。
タラ役はジェナ・カネル、ヴィクトリア役はサマンサ・スカフィデイ、ドーン役はキャサリン・コルコラン。
殺人ピエロ、アート・ザ・クラウン役はデビッド・ハワード・ソーントン。このピエロの演技というか所作が人を食った感じで怖くて素晴らしい。
監督はダミアン・レオーネ。自ら編集・脚本・監督を務めている。
「テリファー2」について(2022/11/6追記)
2022年10月にアメリカで公開されて、残虐なホラー映画にもかかわらず興行収入をふやしている。
残虐度はとどまるところを知らず、「テリファー」を遙かに超えているという噂である。
また、アート・ザ・クラウンの相棒?のような女性のピエロも登場し、さらなるパワーアップをしている。ヒロインが天使の羽のコスプレをするのですが、クラウン=悪魔、ヒロイン=天使のような対立構造になっているのが興味深い。
しかし、日本での公開は決まっていないようで早く見たい!公開して欲しい!
※グロ描写はかなりカットまたはモザイクがかかるかもしれません。
最後に
ピエロは何を考えているか表情で分からず、不気味なイメージもあるため、ホラー映画にもたびたび殺人鬼として登場する。
ピエロ映画としてはスティーブン・キング原作の『イット』1990年に海外ドラマ化、2017年に劇場映画化の赤鼻のピエロ、ベニー・ワイズ。
ピエロ宇宙人が地球を侵略する『キラー・クラウン(1988)』、『道化死てるぜ!(2012)』、『クラウン(2014)』など。
また、道化師という点ではバットマン・シリーズの『バットマン(1989)』『ダークナイト(2008)』や『ジョーカー(2019)』などのジョーカーのキャラクターなどである。
2022/11/6時点で、アマゾンプライムの会員であればプライムビデオで追加課金せずに鑑賞出来る。ハロウィンの夜長にピエロの恐怖をぜひ味わってください!
コメント