ジェス・フランコ
1930年5月12日スペイン・マラガで生まれる。
後述の主な作品の一覧のタイトルから見てとれるようにエログロ映画を主とした多作な監督。
また、映画監督兼俳優でもあった。
なお、A・L・マリオー、クリフォード・ブラウン、ジョーン・ヴィンセント、デヴィッド・キューヌなど色々な名前で監督をしている。
カンヌ映画祭などの賞はまったく頭になく、自分の映画を楽しんでくれる人がいてくれればいいという思想を持っている。
スペインでの映画に対する検閲に嫌気がさし、二度スペインから逃げ出している。
「ヴァンピレス・レスボス」、「シー・キルド・イン・エクスタシー」といったジェス・フランコ作品で出演している女優のソリダッド・ミランダが彼の映画のミューズ(女神)であったが、残念ながら、「ヴァンピレス・レスボス」の公開年にポルトガルにて交通事故でなくなってしまった。
ジェス・フランコは2013年4月2日にスペインで息を引き取っている。
主な作品
続・女奴隷の復讐(1969)
マルキ・ド・サドのジュスティーヌ(1969)
美女の皮をはぐ男(1962)
ジキル博士と殺人ロボット(1964)
ドラキュラ/吸血のデアボリカ(1970)
ヴァンピロス・レスボス(1971)
悪夢の死霊軍団/バージン・ゾンビ(1971)
シー・キルド・イン・エクスタシー(1971)
三大怪人・史上最大の決戦(1972)
怪人フランケンシュタイン VS.骸骨ドクロ集団(1972)
吸血処女イレーナ(1973)
肉欲魔女(1973)
デモニアック 鮮血のエクソシスト(1974)
SF・SEX/異星人のえじき(1975)
女体拷問人アマゾネス2(1975)
女体調教人ドリアナ・グレイ(1976)
女体拷問人グレタ(1977)
伯爵夫人のメイド(1977)
女体拷問収容所 ラブ・キャンプ(1977)
女体拷問人アマゾネス(1977)
女体調教人 リタ(1977)
女体調教人ヴードゥー(1977)
ザ・サディスト(1980)
女囚監禁/ダーティー・プリズン(1980)
人喰い魔神・裸女狩り(1980)
ブラディ・ムーン/血ぬられた女子寮(1981)
ゾンビの秘宝(1982)
アッシャー家の大虐殺・怨霊伝説(1986)
フェイスレス(1988)
アンダーブラッディ(2002)
など 多数あり
参考となる書籍
「異形の監督ジェス・フランコ―ユーロ・トラッシュ映画がほこる巨匠のすべて (映画秘宝COLLECTION)」木野 雅之 (著)
最後に
B級映画好きにはたまらないタイトル作品が多いが、実際に見ているのは「ドラキュラ/吸血のデアボリカ」、「ヴァンピロス・レスボス」、「悪夢の死霊軍団/バージン・ゾンビ」、「吸血処女イレーナ」、「フェイスレス」ぐらいである。
いま、見たくても、なかなか手にすることが出来ない作品が多い。
「ヴァンピロス・レスボス」はストーリィこそ退屈だがソリダッド・ミランダの耽美な吸血鬼姿を見ているだけでも眼福である。ただし、官能的な映画が多いので家族で見ることがあれば注意!!
あまり監督作を見てないのにおすすめはなんだが、1本選ぶとしたら「美女の皮をはぐ男」をセルフリメイクした「フェイスレス」もおすすめ!ヘルムート・バーガー、キャロライン・マンロー、テリー・サバラスなど有名俳優が出演している。
VHSの画像をのせようと思ったが、所持していたはずのVHSが行方不明。早く見つけて再見したい。
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