今回は「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などが代表作の、カルト映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーを紹介する。
本ブログを読むことで、アレハンドロ・ホドロフスキー簡単なプロフィールやその作品について、映画宣材などの画像でざっくりと知ることが出来る。
アレハンドロ・ホドロフスキー
1929年2月17日チリで生まれる。父は雑貨商で母はダンサーであった。
1942年サンティアゴの大学に通い心理学、哲学を学ぶ。パントマイムを学んだ。
シュールレアリスムに強い影響を受けることになる。
ホドロフスキーはいくつかの本や演劇作品を書いている。
1971年に『エル・トポ』を監督し、映画がカルト映画となった。
フランク・ハーバートの小説『デューン』に着手し、オーソン・ウェルズ、サルバトール・ダリなどを出演させ、音楽はピンク・フロイドが楽曲を担当。
H.R.ギーガー、ダン・オバノンや漫画家のジャン・ジロー(メビウス)が関係する壮大な映画になる予定だったが、資金が大きくなりすぎて出資者が撤退することとなり頓挫してしまった。
その辺りの話は『ホドロフスキーのDUNE(2013)』で詳しく紹介されている。
のちに「DUNE」の監督はデビッド・リンチに決まり、音楽は”TOTO”で『砂の惑星/デューン』は作られることになる。
また、ホドロフスキー自ら自分の映画に主演し、妻ヴァレリー、息子ブロンティス、アクセル、アダンも彼の映画に出演している。
主な監督作品
ファンドとリス(1967)
エル・トポ (1969)
自分を神と信じるエル・トポが、ある女にそそのかされて4人の真摯な男たちを卑劣な方法で倒していく前半と、再生したエル・トポを描く後半で分かれている。
エル・トポ(モグラという意味)はミッドナイトシアターで公開され、カルト人気を得る。
ミック・ジャガーやアンディー・ウォーホールも鑑賞し、中でもこの映画に惚れ込んだのはジョン・レノンだったそうだ。
エル・トポについてホドロフスキー本人は”詩”だと言っている。
ホーリー・マウンテン(1973)
サンタ・サングレ/聖なる血(1989)
ホドロフスキーの虹泥棒( 1990)
リアリティのダンス(2013)
ホドロフスキーのDUNE(2013)
エンドレス・ポエトリー (2016)
ホドロフスキーのサイコマジック(2019)
日本初ブルーレイ化記念の1度きりのオールナイト3本立て吉祥寺バウスシアターのチラシ
最後に
難解だが、ついつい見入ってしまう一風変わった作品を手がけるアレハンドロ・ホドロフスキー監督について書いてみた。
『ホーリー・マウンテン』はかなり難解だった。ホドロフスキー入門者には『サンタ・サングレ/聖なる血』、『エル・トポ 』あたりがおススメである。
個人的な感想だが、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』を見たとき『ホーリーマウンテン』を思い出した。
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