たまには読書!沢木耕太郎の映画エッセイ『銀の街から』

「毎日、とにかく記事書かなきゃ!」っと義務でもないのに自分を追い込み、なんとか日々乗り切っている。

2020年9月13日から書き始めたブログ。なんだかんだで、今日まで毎日更新が続いてる。

ブログを書くことで、良くなったこといくつかある。その一つは、インプットとしてWebライティングや書評などの本を読むことになったことである。

ブログを書くには先人たちの文書が気になり、何年も読まなかった本を読み始めている。

最近、読み始めたのが沢木耕太郎の『銀の街から』と『銀の森へ』という映画エッセイ集である。

『銀の街から』と『銀の森へ』

作家の沢木耕太郎が朝日新聞に毎月投稿していたものをまとめた映画についてまとめたエッセイ集。

1冊につき90作品ぐらい、2冊で180本もの映画が紹介されている。

紹介されている作品は例えば以下である。
『バベル』『キャンディ』『ノーカントリー』『イースタン・プロミス』『チェイサー』『レスラー』『スパイダー』『シティ・オブ・ザ・ゴッド』・・・
いずれの作品も「その作品を見てみたい」と思わせる内容で書かれている。

最後に

沢木耕太郎の著書は昔よく読んだ。

特に世界各国を旅してのエッセイ集『深夜特急』は、自分がいろいろな国を旅しているような気分になり、夢中になって読んだ。

また、日本の有名な登山家、山野井泰史・妙子夫妻のギャチュンカン北壁登頂の記録を描いたドキュメンタリー小説『凍(とう)』は何度も絶対絶命のピンチにおちいるハラハラが止まらない小説だった。

『銀の街から』と『銀の森へ』のあとがきの引用を以下に記載する。

この連載が、その発端から宿命づけれれていたのは、私の友人たちを含めた多くの読者に「その作品を見てみたい」と思わせるものにする。ということだった。

自分が面白いと思った作品を、どのような点が面白かったのかに焦点をあてて書く。そのためにはいくぶんかストーリーに踏み込まざるえないだろうが、それでも、まだ見ていない読者には見たいと思わせ、すでに見た読者にはなるほどそういう見方があったのかと思ってもらえるようにしたい。

どのエッセイも素晴らしく、上記の目的を達成しているように思えた。
こういった文書を書けるように少しでも前に進めていけたらと思う。

 

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