おすすめ!ネトフリでチェスの対戦ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』全7話を見た!

ネットフリックスで2020年10月23日から始まった全7話のチェスの対決ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』を一気に鑑賞。
久々にはまったおすすめ海外ドラマ!

これは久々に途中でやめられなくなった久々の海外ドラマ。現在ネトフリで全7話が鑑賞できる。
ネタバレはさけて、このドラマを紹介していきたい。

 

オフィシャル予告編

見どころ

・孤児だった幼少期から天才的なチェスの才能だけを武器に世界を相手に戦うヒロインが恰好いい
・チェスを知らなくても手に汗握る世界各地でのチェスのシーン
・ネトフリで全7話で配信され完結している。
・勝ち上がっていくごとにヒロインのファッションがゴージャスになり試合場所のグレードが上がってていく。

 

あらすじ

1960年代、母の無理心中で生き残り、孤児院で生活することになったベス(アーニャ・テイラー=ジョイ)

彼女の唯一の楽しみは孤児院の教師の目を盗んで地下の用務員であるジャイベルさんからチェスを習うことである。

天才的なチェスの才能を発揮する彼女はケンタッキー州のチャンピオンに勝ち、当時男社会であったチェスの強豪をつぎつぎと倒していく。

とうとう、世界ランカーすら視野に入ってきた彼女だが、いろいろと人生の壁に行き詰まり悩むことになる。
目指すはソビエトの世界最強のキングであった。

 

見始めたきっかけ

毎週聴いているTBSラジオ『たまむすび』のアメリカ流れ者のコーナー。
ゲストの映画評論家の町山智弘氏が毎週映画やネトフリなどから映画を紹介し、司会の赤江珠緒さんや南海キャンディーズの山ちゃんが話を聞くという番組である。

今週11月25日の放送で本作を紹介しており、1日遅れの26日に町山さんの解説を聴いて俄然見たくなった海外ドラマ。
以下はそのときのTBSラジオ『たまむすび』の解説。未見の方はこの解説を聴いてから見るのがおすすめである。

映画について

本作のヒロインは孤児院で引き取られ、初めは何もないポーン(兵隊のこま)である。
そこから誰にも負けられないチェスのスキルで次々と相手を倒していき、世界の王者=キングを倒すためのクイーンに成長していくのが見ていて痛快である。

また、勝ち進むごとに賞金も増え衣装やチェスの会場も豪華になっていくのが楽しい。

チェスの天才ながら孤独をかかえ、表情をあまり出さず薬物やアルコールに救いを求めるなど人間の持つ弱さをかかえつつも立ち向かっていく姿はドラマを見ている私たちも劇中の彼女を取り巻く連中同様、応援したくなる。

他のキャラクターも個性的で良い。ベスの義母アルマ、孤児院での黒人の親友ジョリーン(彼女の後半のベスへのセリフは号泣もの)、孤児院の用務員でベスにチェスを教えるジャイベル、天才全米チャンピオンのハリー・ベルティック、ソ連のキングのボルゴフなどいずれも本作に妙味を効かせているキャラクターである。

スタッフ

本作でエリザベス=ベスを演じるのはアーニャ・テイラー=ジョイ。
1996年4月16日生まれ。個性的な顔立ちの美人でホラー映画『ウイッチ(2015)』で注目していた。
その後、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット(2016)』『ミスター・ガラス(2019)』や『マローンボーン家の掟(2017)』にも出演。

監督および脚本は全話スコット・フランク。
『冷たい月を抱く女(1993)』『マイノリティレポート(2002)』『フライト・オブ・フェニックス(2004)』など昔から多数の映画の脚本を手掛ける。

原作は『ハスラー(1961)』『地球に落ちてきた男(1976)』のウォルター・デヴィス。

タイトルのクイーンズ・ギャンビットとは

チェスのオープニング(序盤)の手法の1つ。ギャンビットとは定跡の意味。

最後の試合の棋譜の解説動画があるが、難しすぎて途中で見るのをやめてしまった。
チェスの知識がある程度あると面白いかと思う。

「クイーンズ・ギャンビット」見て連想した映画5選

レオン(1994)

中年の殺し屋レオンと少女マチルダの物語。
ベスの子供の頃の髪型がマチルダを思い出した。

 

ロッキー4炎の友情(1985)

冷戦時のソビエトに単身のりこむロッキー。
主人公の状況とかぶった。
これの正式な続編の『クリード炎の宿敵』も必見。

タイピスト!(2012)

田舎育ちの少女がタイプライター速記の頂点をめざす映画。これも女性が頂点を極める映画。

ニューシネマ・パラダイス(1988)

チェスの師匠ジャイベルとベスの関係が映写技師アルフレードとトトの関係に見える。

 

最後に

海外ドラマでは「ブレイキングバッド」「デクスター」「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ウォーキングデッド」の前半などは時間を忘れるほどはまったのだが、最近はさほどの作品には出会えていなかった。

本作は久々に時間を忘れて仕事が終わったあともずっと見ていて、初日は5話、2日目は2話見て全7話を2日間で見切ってしまった。また、後日の週末に3時間ほどかけて見直したが色々と伏線がはってありより楽しめた。

ある一つの得意分野を武器に次々と強敵に立ち向かって倒していく映画は好きだ。
ネトフリで全話配信されているのでぜひ加入している方は鑑賞して欲しいおすすめドラマである。

 

 

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