私にとってみたら思い入れの強い場所なので記憶を頼りに記録してみる。
新宿ツタヤの思い出
もともとは新宿通り沿い、アルタの斜め向かいに店舗があった。この頃はTUTAYAの中でも大型店舗として1階から上階まで全てのフロアが広々としていた。しかし時代とともに、各フロアのスペースが狭くなっていき、最終的には歌舞伎町に移転となってしまった。
私は小学校5年から小田急線沿線に住むことになり、今住んでいる中央線沿線からも出やすい新宿を長年、映画鑑賞やショッピングの拠点としていた。
当然、そこにある超大型レンタルショップを利用しない手はない。
一時期、ほぼ毎週のように新宿TUTAYAを利用していた。私が通い始めた頃はDVDだけでなくビデオテープ(VHS)の在庫もかなりあった。
『お前と俺』『ハンドラ』『ジャガーNo.1』や多数のB級映画などや邦画の『愛・旅立ち』『ハイティーンブギ』など、いまでもディスク化されていないようなレアな作品を借りた記憶がある。
また、ホラーコーナーで極めて異彩を放っていたのが東芝から発売された『サンゲリア』だ。劇場公開時の過激なシーンに青いフィルターがかかっているものを元にしたもので、いまのDVDやブルーレイディスクでは見れないバージョンである。サングの顔のアップのジャケットが恐ろしくて借りることが出来なかった。
新宿ツタヤで借りたもの一例
また、特に新宿TUTAYAで思い出すのは歌手の鬼束ちひろさんのデビューシングル『シャイン』の販売イベントである。
2000年くらいだったか。たまたま新宿TUTAYAに行ったときにイベントがあることを知り参加することになった。ミニコンサートも開催され店内はコンサートスペースがないので、1階に面した裏通りで行われた。デビューコンサートというこのもあり、観客も十数人だった。鬼束ちひろさんといえば『月光』『インフェクション』などの渾身の力で歌いあげる曲のイメージだが、そのときは持ち歌が一曲だけだった。
目の前数メートルでの渾身の力を込めて歌う生声にこちらの魂も震えた。持ち歌が『シャイン』一曲なのでアンコールも同曲だったが、凄い歌声を聴けて大満足の1日だった。
最後に
劇場やレンタル屋、古本屋、模型屋、中古ビデオ屋など思い出の場所がつぎつぎとなくなっていく。
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