2021年1月8日より新宿シネマートほかでHDリマスターされ全国でリバイバル上映。
【現在公開中!】(2021/1/8)
連続殺人鬼ジョン・ライダーを演じるルトガー・ハウアーが凶悪すぎてやばい。
トラウマ必至!懐かしく思ったかたやホラーやサスペンス好きの初見の方にはぜひ劇場での鑑賞おすすめしたい作品である。
あらすじ
カルフォルニアへの長旅をしているジム(トーマス・ハウエル)。
眠気覚ましの気分転換にとひとりのヒッチハイカー、ジョン・ライダー(ルトガー・ハウアー)を乗せる。
しかし、それが悪夢の旅の始まりだった・・・
映画について
デビッド・フィンチャー監督の『セブン(1995)』を劇場で見た時も背筋が凍ったが、本作を劇場で見た時も衝撃的な内容だった。
本作のショックシーンはぜひ本編で見て頂きたいのだが、直接的な描写はほとんどない。にもかかわらず、あたかも実際に衝撃シーンを直接見かたのような錯覚に陥るのである。
一瞬だけ衝撃映像をみせて、観客が「何か恐ろしいものを目の前で見ている」と創想像させる表現手法は『サイコ』『悪魔のいけにえ』『マッドマックス』『セブン』などでも使われており、そこに監督の演出の上手さを感じる。
また、ヒッチャーことジョン・ライダーはヒッチ・ハイクをしては殺しをし続けている以外は情報がなく、『この人何を考えているのか分からない!』っていうのは動機も分からず全く何を考えているのかつかめず怖い。
ひたすら主人公を追い詰めていくのは究極のストーカーというか愛情すら感じる。ターミネーターのようでもある。
ショットガンを構えるルトガー・ハウアーに悪の魅力を感じてしまう。
アクションシーンも多くなかなか見どころある映画だ。
キャストについて
主役の青年はトーマス・ハウエル。フランシス・フォード・コッポラ監督の『アウトサイダー』のポニー・ボーイの役が印象的だった。
ヒロインのウェイトレス役は、ジェニファー・ジェイソン・リー。本作の役が好きで入れ込んでいたので、映画を見終わったあとはしばし呆然となった。
主人公を必要に追いかけるジョン・ライダー役はルトガー・ハウアー。『ブレードランナー』のレプリカントのリーダ役とならびルトガー・ハウアーの悪役としてまり役である。
監督はロバート・ハーモン。本作でデビュー。
2002年の『インプラント(原題:THEY)』も監督している。
当時ウェスクレイブンが提供しており、少し気になったがすっかり忘れていた。見てみたい気もする。
この作品に興味ある方におすすめしたい作品3選
「激突!(1971)」
得体の知れない何者かに永遠と追いかけられる恐怖。「ヒッチャー」の原点とも言えるべき作品。
スピルバーグ監督の長編デビュー作でもある。
「セブン(1995)」
後味の悪い映画としては「ヒッチャー」が筆頭だったが、こちらに上書きされてしまった。
「レストストップ・デッドアヘッド(2006)」
ヒッチャーのようなストーカーっぽくはないが、道すがら得体の知れないものに狙われる恐怖ということで思い出した個人的に好きなホラー映画
当時の映画宣材
チラシ
劇場パンフレット
雨上がりのフリーウェイ
男は待っている・・・・・・・
そして、
恐怖のドライブが始まった。
※パンフレットの記述より
最後に
2021年1月8日より新宿シネマートほかでHDリマスターされ全国でリバイバル上映。
連続殺人鬼ジョン・ライダーを演じるルトガー・ハウアーが凶悪すぎてやばい。
アクションシーンもあり、とても面白い。
トラウマ必至!懐かしく思ったかたやホラーやサスペンス好きの初見の方にはぜひ劇場での鑑賞おすすめしたい作品である。
コメント